ある日ネットワーク上のエクセルブックを開くと、下記のエラーメッセージが表示されました。
「’ブック名.xlsx’の一部の内容に問題が見つかりました。可能な限り内容を回復しますか? ブックの発行元が信頼できる場合は、[はい]をクリックしてください。」
ブックの内容に問題がある?
特にブックに対して変な操作をした覚えはないのですが、突然エラーメッセージが表示されるとビビりますよね。
しかし「ブックの一部の内容に問題が見つかりました。」問題はそれほど深刻ではありません。
エクセルのバグを誘発するような入力がされた場合に表示されるようです。
データが紛失するような大きな問題ではありませんのでご安心ください。
壊れている?エクセルファイルの場合はローカルフォルダに移動して修復
壊れている?と表示されたエクセルファイルがネットワーク上にある場合は、一旦「いいえ」をクリックして問題のファイルを閉じます。ネットワーク上で「修復」しようとするとうまくいかない場合か多いです。
問題のブックを適当なローカルフォルダ(デスクトップなどの)に移動してから再びファイルを開きます。
下記の画面で改めて「はい」をクリックします。
すると、エクセルのステータスバーに「開いて修復しています:ブック.xls。試行回数1 中止するには Esc キーを押します。」のメッセージが表示されながら修復されます。
ネットワークにあるブックを修復しようとすると時間がかかり、うまくいかないことが多いですのでローカルフォルダで修復してください。
しばらくすると、ファイルの修復が完了します。
「読み取れなかった内容を修復または削除することにより、ファイルを開くことができました。」
「ファイル レベルの検証と修復が完了しました。このブックの一部が修復されたか、破棄された可能性があります。」
上記のログファイルを開いてみてもさほどエラーの情報を掴むことはできませんでした。
修復後のブックは、エラー表示される前と後でデータが損失した形跡はなく、以降問題なく開いたり編集することができます。
ただし、ブックの修復に失敗する場合は別の方法が必要になります。
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