ツイッターで仲良くしていただいているとしお様からブログのネタとしていただきました。Googleアドセンスの画面に「要注意 – ads.txt ファイルが含まれていないサイトがあります。収益に重大な影響が出ないよう、この問題を今すぐ修正してください。」が表示されています。
ちょっと、ドキッとする警告画面でしたが、調べてみたら放置しておいても大丈夫のようです。ですがちょっと気持ちのいいものではないので一応対策をしてみました。今日の朝、出かける前にスクショを撮りながらでも10分ほどで完了しましたので、スクショを撮らなければ5分程度で完了すると思います。警告が表示されて困っているみなさんもぜひ設定してみてください(ただしWordPressで独自ドメイン利用の方のみ)。
まずはご自分の「サイト運営者ID」を確認
まずは、アドセンス管理画面から「サイト運営者ID」を確認します。
「アカウント」「アカウント情報」から右の画面にある「サイト運営者ID」の右側、「pub-」に続く16桁の数字がサイト運営者IDになります。こちらの数字をコピーしておくか、アドセンス画面を開いたままにしておきます。
ads.txtファイルの作成
続いて「ads.txt」の作成です。適当なフォルダで右クリック、「新規作成」「テキスト ドキュメント」で新しいテキストファイルを作成します。
ファイル名を「ads.txt」とリネームします。そしてそのテキストファイルを開いて、「google.com, pub-0000000000000000, DIRECT, f08c47fec0942fa0」の文字列をコピペします。
そして上記の赤線の部分の数値を、先ほど確認した16桁の数字に変更して上書き保存します。
「ads.txt」をサイトへアップロードで完了
次に、作成した「ads.txt」をサイトへアップロードします。ここではXSERVERでの方法です。XSERVER以外であれば、FTPソフトを利用することで同様の操作ができます。
XSERVERのInfoPanelにログインして、「ファイル管理」をクリックします。
「WebFTP」が開きますので、パス「サイト/public_html/」に移動し、「ファイルのアップロード」で先ほど作成したした「ads.txt」を選択し、「アップロード」をクリックします。
以上で完了です。ちゃんとアップロードされているかどうかは、「サイト/ads.txt」にアクセスして、表示されていれば完了です。アップロード完了後2、3日後に警告画面が消えているか確認しましょう。
結局何の警告画面なの?
Adsense ヘルプでは、下記の表現がありました。ads.txt で認定販売者を宣言することで、広告枠を厳密に管理できるといったところでしょうか。ただ、あくまで「ads.txtの使用を推奨する」ということで、必須ではないようです。
ads.txt による認定デジタル販売者(Authorized Digital Sellers)の宣言は IAB によるイニシアチブで、コンテンツ内のデジタル広告枠が、そのコンテンツのパブリッシャー(ウェブサイトならばサイト運営者)が認定した販売者(AdSense など)を通してのみ販売されるようにするものです。サイト運営者様は ads.txt を独自に作成することで、自サイトの広告枠の販売者を厳密に管理し、偽の広告枠が広告主に提供されるのを防ぐことができます。
ads.txt で認定販売者を宣言する
ブログサービスのサイトでは「ads.txt」の設置はサポートされていない
WordPressサイトでは問題がないようですが、はてな、Seesaa、ライブドアなどのブログサービスではads.txtの設置はサポートされていないそうです。
上記のようなブログサービスをご利用中の方は、ブログサービスのヘルプに問い合わせる必要があります。ただ、回答は厳しいようですね。
現在のところ、はてなが提供しているドメイン ( *.hatenablog.com 等) か独自ドメインを設定しているブログかに関わらず、ads.txt を配信する機能は提供していません。
はてなブログ よくあるお問い合わせ
ただ、ads.txtを設置しないことで、広告配信が止まることはないそうですので心配される必要はないです。各ブログサービスの対応を待ちましょう。
ads.txt が正しく設定・設置されていないと収益が下がる等のマイナス面も?
Adsense ヘルプでは下記の記述もありました。
ads.txt は、使用することを強くおすすめします。ads.txt を使用すれば、購入者が偽の広告枠を判別できるため、サイト運営者様としても偽の広告枠に収益が流れるのを阻止し、その分収益を増やすことができるというメリットがあります。
ads.txt で認定販売者を宣言する
あくまで「強くおすすめする」ということで、ads.txtを使用していないからといって広告の配信が止まるわけではないようです。ただ、「偽の広告枠に収益が流れるのを阻止し、その分収益を増やすことができるというメリット」があるそうです。
ads.txtをアップロードして、2・3日で警告画面が消えるそうですので、その結果を待ちたいと思います。
追記:今日(2019年6月7日)確認すると、警告画面が消えました。放置しているサブサイトの設定を忘れていて、昨日「ads.txt」を設置したらすぐに警告画面は表示されなくなりました。これで一安心です。
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