先日居酒屋で飲んでいるときに、突然変な(わいせつ含む)画像が自分のiPhoneの画面に表示されました。
その都度「辞退」をタップしていたのですが、その後もしつこく変な(いわゆる卑猥な)画像・動画が送られてきました。
iOSのAirDropによる画像・動画の共有は便利な機能
iOSの機能の一つであるAirDropを利用した見知らぬ他人から画像・動画が突然送信されてきたのは、自分にとって初めての経験でした。
その場でさっそくググってみると、たくさんの情報が見つかりました。
iOSの機能の一つである、「AirDrop」による画像・動画の共有機能です。ちゃんとした設定をしていないと、まったく面識のない方から自由に画像や動画が送信されてくることがあります。
本来便利なiOS機能も設定によっては迷惑な画像が突然表示されることもある
そのような変な画像が送られてきたときは、とりあえずすぐに「辞退」をタップすることで回避できます。
このように、突然変な(不愉快な)画像・動画が送られてくるのはAirDropの共有機能による「AirDrop 痴漢」と呼ばれています。
iPhoneの名前で異性の名前を見つけると、変な画像を送信して反応を楽しんでいる、時間に余裕のある方(いわゆる暇な方)の楽しみ方の一つのようです。
遊び半分の気持ちが「AirDrop痴漢」で逮捕された例も
ところで、そのような「AirDrop痴漢」を電車内で行い、わいせつな画像を見知らぬ女性(22)に送信し、閲覧させたとして、会社員の男(31)が迷惑防止条例違反の疑いで逮捕されたという事例もあるそうです。
面白半分に見知らぬ他人に対して、そのような行為を行うことは犯罪として逮捕にもつながりますのでくれぐれもご注意ください。
「AirDrop」では、およそ9mの範囲でデータを送信することが可能ですから、特に繁華街や電車内では注意が必要です。
また、夜道で一人歩きをしている女性は特に周りに注意が必要です。
突然表示される「AirDrop痴漢」の対策は簡単
突然、iPhoneの画面に表示されるAirDrop痴漢の対策は非常に簡単です。
iPhone画面の下から上にスワイプすることで表示されるメニューから、「AirDrop すべての人」をタップします。
次に表示されるメニューから「連絡先のみ」をタップするだけです。
これで「連絡先」に登録されたiPhoneからしかAirDrop経由の画像・動画が表示されなくなります。
必要であれば「受信しない」の選択も可能です。
iOS11以降では、スワイプによるメニューから「AirDrop」の表示がなくなりましたので、下記の画像の左上の部分を長めにタップすることで「AirDrop」の設定の変更が可能になります。
AirDropによる画像・動画の共有方法
iOSによるAirDropでの画像・動画の共有は簡単です。
画像・動画を選択して画面の左下の矢印ボタンをタップします。
その後、相手先のiPhoneをタップしてAirDropでの共有は完了です。
AirDropでは画像や動画の他に、URLや連絡先、位置情報・アプリなどさまざまなデータを送信することができます。
本来は、「AirDrop」は非常に便利なiOSの機能の一つです。それを利用して、個人情報の設定が十分にされていないiPhoneが「AirDrop痴漢」の標的にされているようです。
個人情報保護のためにもiPhoneの名前には注意が必要!
結構人混み(電車や地下鉄、繁華街など)にいるときに、名前(ニックネーム)で表示されるiPhoneを見かけることが結構あります。
中には本名で(○○のiPhone)表示される方もいらっしゃいます。
人混みの中(電車や地下鉄、繁華街など)では特に無防備な方に出会う確率が高いです。
初期設定のままだと、Appleアカウントの設定などで登録した名前「〇〇(自分の名前)のiPhone」になります。
そのような状態であれば、今回のような「AirDrop痴漢」に会う危険性が増えます。
また、個人情報を守る観点からも非常に危険です。ぜひご自分のiPhoneの名前の確認をしてみてください。
iPhoneの名前を確認するには、「設定」「一般」「情報」「名前」です。そこで現在のご自分のiPhoneの名前を確認・編集することが可能です。本名になっている方はプライバシーの問題もありますので、「AirDrop」の共有を「連絡先」にするだけではなく、すぐにiPhoneの名前の変更をされることをオススメします。
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