万年自動祝日カレンダーでググるといろいろな記事を目にします。
実際、当サイトもネットで溢れている「ごく普通」の祝日・土日色分けカレンダーの記事を投稿しています。
しかし今回紹介するカレンダーは、そんじょそこらの「自動万年カレンダー」とは訳が違います。
一つのシートで予定を記憶・記録し、自由自在に月を移動しながらも祝日自動表示は当たり前、土日色分けも当然、エクセル一つで永久にスケジュールを管理することができるカレンダーです。
もちろん、翌月のカレンダーはシートをコピーして、というようなしょぼいものではありません。
まずは縦型 長い予定を書き込む完全万年カレンダー
まずは縦に並んでいるカレンダーからの紹介です。
下図のように、一見普通のシートを利用した万年カレンダーのように見えます。
ところがこちらのカレンダーは、「▶(翌月に進む)」「▶▶(翌年に進む)」「◀(前月に戻る)」「◀◀(前年に戻る)」ボタンを備えていて、自由に予定を確認することができます。
各月の予定は「カレンダー」シート一つで表示されます。
よくあるエクセルの万年カレンダーとは仕様そのものが違います。
シートをコピーして、翌月分を作成するようなカレンダーではありません。
「一つのシート」で、すべての予定を管理できます。
下図は、翌月に移動した状態です。
9月の予定が消えて、行の高さが元に戻っているのがお分かりいただけますでしょうか。
さらには、各月に合わせて日数を自動調整しています。
前月に戻る(◀)と、もちろん記憶・記録した予定は表示されます。
これだけでも、いわゆる「エクセルで万年カレンダー」とは一味違うことがお判りいただけると思います。
このようなカレンダーは自分がネットでググる限りは存在していないと思います。
エクセルのシート一つですべての予定を管理できます。
理論上は9999年12月まで利用が可能です。
先述しましたが、こちらの縦型カレンダーは月によって日数が自動的に変動します。
もちろん、うるう年の2月29日にも完全対応です。
こちらから、このカレンダーの仕様版の無料ダウンロードが可能です。
よく見るダイアリー風 完全万年カレンダー グループウェア利用が便利!
続いて、よく見るダイアリー風の完全万年カレンダーです。
アプリなどで利用されている方も多いのではないでしょうか。
こちらのスケジュール管理ソフトではグループウェアのように複数人で閲覧可能です。
そのようなグループウェア的なカレンダーをエクセルVBAで作成しています。
こちらのカレンダーの作成方法は下記の記事で紹介しています。
ただ、上記で紹介している万年カレンダーは致命的な欠陥があります。
下図のように、月末の予定を入力し、翌月に移動してみます。
翌月(2020年10月)に移動すると、普通のカレンダーなら表示されているはずの予定が表示されません。
このカレンダーの作成方法も紹介していますが、このままでは上記のような致命的な欠点を解消することはできませんでした。
そこで、新たにVBAコードを見直したカレンダーがこちらです。
同じく例として2020年9月のカレンダーを表示してみます。
ちなみに予定を書き込むセルの高さが低くなっているのは、改行で予定を書き込む際に自動でセルの高さを調整できるようにしているためです。
今回のカレンダーでは、翌月に移動しても前月末の予定がグレーで表示される仕様となっています。
まさにスマホのアプリなどのカレンダーと同様に、エクセル上で表示できる完璧な万年カレンダーとなっています。
こちらで、上記のカレンダーの仕様版を無料でダウンロード可能です。
エクセルで完璧万年カレンダーを利用するメリットとは?
完全自動・予定を自動で記憶・記録するエクセルで利用できる万年カレンダーですから、個人での利用でのメリットはたくさんあります。
予定を複数入力することができ、日々または数ヶ月後の予定の確認や、一年前・一年後の予定なども管理することができます。
さらにスタートアップにこちらのエクセルファイルを登録することで、毎日の予定をパソコンを起動するたびに確認することができます。
またオフィス(会社)では、社内間での予定・スケジュールを共有することができます。
NASなどの、それぞれのパソコンからアクセスできるファイルサーバーにファイルをアップすることで、各部署ごとの予定を管理・編集・修正などが簡単になり、情報の共有が簡単になります。
それが特別なカレンダーアプリではなく、ほぼすべてのパソコンにインストールされているエクセルベースですから、利便性はさらに高まります。
また、エクセルベースですから列幅やフォント、表示形式や条件付き書式などで締め切りまでの日程を表示することも可能です。
まあこちらはカスタマイズが必要ですが、要望いただけたらできる範囲で対応いたします。
プログラムの仕組みは発想力が決め手
もしかしたら同様のエクセルファイルを作成することは可能かもしれません。
プログラム自体は極シンプルなものですから。
ただプログラマー(SE)としてはいかに発想するかがキモだと思います。
もし挑戦できる方がいらっしゃればぜひこれ以上のエクセルカレンダーにチャレンジしてみてください。
そのときは、自分もさらに頑張ってもっと機能的なほんとうの意味での、さらなるエクセル万年カレンダーに挑戦します。
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