Excel(エクセル)2019で追加された機能
Excel2019になっていろいろな機能が追加されています。

- CONCAT
- IFS
- MAXIFS
- MINIFS
- SWICHI
- TEXTJOIN
最後にSがついている関数以外は何となく名前で機能は想像できそうですが、最後にSがついているのはSpecial(スペシャル)のSですかね?
今回は新しく追加された関数の一つ、「IFS(イフエス)」関数の使い方です。
IFS(イフエス)ってOffice2019の新しい関数だったんだ!
IFS関数ってOffice2019の新しい関数だったんですね。COUNTFSは便利でよく使っていますけど、こちらはOffice2007から使用できるみたいで、普通に使っていました。COUNTFSの方が複雑な処理が簡単にできるので便利なような・・・。

とりあえず今回はOffice2019の新しい関数の中から、IFS関数の使い方を簡単に紹介します。
IFS関数とは
IFS(イフエス)関数は、従来まであった関数、IF関数の強化版です。
入れ子になった複雑な IF 関数を入力するのは大変ではありませんか? IFS 関数はそれを解決するものです。この関数では、指定した順に条件がテストされます。テストに合格すると、結果が返されます。どの条件も満たされていない場合は else “catch all” を指定することもできます。詳細については、「IFS 関数」を参照してください。
Windows 版 Excel 2019 の新機能
今回は、得点によって、「S」「A」「B」「C」「D」の評価を表示します。

まずは関数の検索から
「A2」セルをクリックして、関数の挿入をしてください。

そして、関数の検索から「ifs」と入力して「検索開始(G)」です。

「OK」ボタンをクリックして、「論理式1」を入力、「値」が「真」の場合の文字列を挿入します。

「論理式1」に「a2>=90」、「値が真の場合1」に「S」と入力します。
これは「a2」セルの値が、90を超えるまたは同じ場合に「S」の文字列を「b2」セルに表示させるという意味です。

同様に「論理式2~4」にそれぞれ「a2>=80」、「a2>=60」、「a2>=40」と入力し、「値が真の場合2~4」にそれぞれ「A」、「B」、「C」を入力します。””は不要です(次のボックスをクリックすると自動的に入ります)。論理式1から順に検査し、条件に合えば該当の文字列が表示されます。

どの条件にも当てはまらない(どれにも当てはまらない)場合は論理式に「true」を
最後に、どの条件にも当てはまらない場合の数式として、今回は「論理式5」に「true」と入力し、「値が真の場合5」に「D」を入力し、「OK」を押します。

「A2」セルに「=IFS(A2>=90,”S”,A2>=80,”A”,A2>=60,”B”,A2>=40,”C”,TRUE,”D”)」と入力されていたらOKです。

後は、オートフィルで「B2」から「B7」までドラッグするだけです。

いかがでしたか?慣れれば簡単に応用できると思います。
従来のIF関数と比べると
IFS関数の以前のIF関数では、ネスト(関数の中に関数を入れる)がいっぱいで、項目が多くなると分けがわからなくなりましたが、IFS関数なら簡単に条件分岐できますね!
従来のIF関数
=IF(A2>=90,”S”,IF(A2>=80,”A”,IF(A2>=60,”B”,IF(A2>=40,”C”,”D”))))
今回のIFS関数
=IFS(A2>=90,”S”,A2>=80,”A”,A2>=60,”B”,A2>=40,”C”,TRUE,”D”)
IF関数では、最後の「)」がすごいことに。。。今回は、分岐が4つだけでしたのでまだましですが、10個も分岐をすれば訳が分からなくなってました(笑)。IFS関数なら、分岐が10個あっても整理しやすいですね。
次回は、もっと便利ですが難しい、COUNTIFS関数を紹介したいと思います。

コメント