先日、日本国産8インチUMP(ウルトラモバイルPC)のMAL-FWTVPCM0について記事を投稿しました。
こちらの記事に、実際にMAL-FWTVPCM0をAmazonで購入された方から「起動時の画面にTopjoyのロゴが表示された」との貴重なコメントをいただきました。
FFF Smart Life Connected社(MARSHAL)が発売しているUMP、「MAL-FWTVPCM0」は実はTopJoy社のOEM製品でした。
見た目が酷似しているTopJoy社 Falcon PCとMAL-FWTVPCM0
確かに見た目はそっくりなTopJoy社FalconPCとMAL-FWTVPCM0です。
こちらはTopJoy社、Falcon PCです。
そして、こちらがMAL-FWTVPCM0です。
確かに端子類も通風口も全く同じ場所にあります。
キーボードは比較しずらいですが、確認してみました。TopJoy社Falcon PCのキーボードです。
そしてこちらがMAL-FWTVPCM0のキーボードです。
一つ一つのキーボードを確認してみましたが、やはりキーボード配列もサイズも全く同じでした(矢印キーの刻印が違っていますが)。
Falcon PCとMAL-FWTVPCM0 微妙に異なるスペックと価格
両機種のスペックをテーブルで比較しています。
型番 | MAL-FWTVPCM0-0034PC0M | TopJoy Falcon |
OS | Windows 10 Home | Windows 10 Home |
CPU | Pentium Silver J5005 | Pentium Silver N5000 |
メモリ | 8GB | 8GB |
GPU | UHD Graphics 605 | UHD Graphics 605 |
液晶サイズ | 8インチ | 8インチ |
解像度 | 1920×1200 | 1920×1200 |
ストレージ | 128GB SSD | 128/256GB SSD |
バッテリー容量 | 2,900mAh | 5,800mAh |
筺体サイズ | 203 × 132.5 × 19.7 mm | 203 x 132 x 20mm |
質量 | 700g | 650g |
筐体サイズは、今確認すると誤差の範囲ですね。
CPUとバッテリー容量が違っています。
CPUの違いは、J5005とN5000はいずれもGemini Lake世代ですが、J5005はデスクトップ向けに対してN5000はさらなる低駆動ラップトップ用となっています。ですからCPUとしての性能は、MAL-FWTVPCM0のの方が優っているといえます。
質量差50gは誤差の範囲?でしょうか。
価格は2019年6月27日現在、FalconPCはgeekbuyingでの価格はSSD512GBモデルが63,036円で、一方のMAL-FWTVPCM0-0034PC0はAmazonでは販売が中止になっていました。楽天市場とYahooショッピングではまだ販売中で、税込54,800円となっています。
MAL-FWTVPCM0-0034PCの方がストレージの容量を差し引いてもリーズナブルですね。
ただ、バッテリー容量が半分になっている点に注意が必要です。
基本構成はTopJoy社のFalconPCを踏襲しつつオリジナリティを打ち出すモデル
筐体やマザーボードはTopJoy社からOEMの提供を受けつつ、CPUやメモリ、バッテリーなどのパーツをFFF Smart Life Connected社(MARSHAL)が独自にチョイスしながら販売された製品が「MAL-FWTVPCM0」だったということですね。
これからも、他社(GPD社・One-Notebook社・CHUWI社)から日本メーカーへのOEMを経て、独自のパーツをチョイスしたモデルが販売されていくことで、日本国内でのUMP市場がますます拡大し、発展していくことに期待したいです。
今後のFFF Smart Life Connected社(MARSHAL)の展開は
今の所、OEM元であるTopJoy社からのFalcon 2?(Pocket Notebook)の情報が皆無に近いのでなんとも言えませんが、TopJoy社から次世代モデルが販売されると、日本国内でも、FFF Smart Life Connected社(MARSHAL)独自のカスタムモデル、CPUやメモリ、ストレージ容量のちがう新モデルが発売されるかもしれませんね。
テックワン社もそうですが、国内販売による安心感と、リーズナブルな販売価格ですから、今後も後継機種にも期待したいと思います。
コメント
コメント一覧 (2件)
Topjoy Falconですが、親指シフトターなので8inchキーボードで入力しやすそうな点からに目をつけ、KickstarterのクラウドファンディングでSuperEarlyBird(128GB+Falcon pen)で発注しました。ところが、CPUの手配がつかないため半年のあいだ発売されず、予定していたN5000の代わりにJ5005に変更することでようやく製造が完了して今月になって入手しました。この間に大分脱落者がでたのではと思います。この機種は他のUMPCと比べて厚みがあり(ゴム足込みで23mm)、重量も増加(701g)していながら、電池容量が2900mA(7.6Vと電圧が倍になっているので見かけは半分ですが容量は同じです)と少なく、SSDも遅い点で競争力は低いですね。ただ、光学ポインターは使いやすく、いくつかキーを入れ替えると親指シフトが気持ちよく使えるようになりましたので、入手した値段を考えると十分にもとが取れたと思っています。他のUMPCのキー配列を比較してみましたが、いずれも微妙に親指シフトしづらそうに感じます。なお、J5005はデスクトップ用のCPUなので発熱や電池の持ちが気になりますが、ネット鑑賞やワード入力程度の使い方ならファンの音も発熱も特に問題はないですね。
昨日の旅人様、貴重なご意見ありがとうございました。
結局、MAL-FWTVPCM0は完全なTopJoy 社のFalcon PCだったのですね。
8インチ液晶の先駆けだったFalcon PCでしたが最後はグタグタだったのですね。
価格は安価でしたので元が取れて良かったです。
結局8インチUMPの中では埋もれてしまった感がありますね。
Falcon PC 2(Pocket Notebook)の情報も時々チェックしているのですが新しい情報は全くないですね。
TopJoy 社のUMPはこのまま埋もれてしまうのでしようか。