先日、アドセンスの画面を見ていると、1件の通知がありました。
Better Ads 標準のグローバルでのサポートについて。7 月 9 日より、Better Ads 標準は全世界の Google Chrome でサポートされます。広告が Better Ads 標準に準拠していないと、Chrome ブラウザでフィルタされる可能性があります。
「広告が Better Ads 標準に準拠していないと、Chrome ブラウザでフィルタされる可能性があります。」という一文に驚きました。
広告の準拠に準じていなければ、Chromeで広告が表示されない可能性があるということです。
そこで今回、「Better Ads 標準のグローバルでのサポートについて」を調べてみました。
対象のブラウザはChromeだけのようですが、気になりますよね。
「Better Ads 標準のグローバルでのサポートについて」 とは
「Better Ads Standards 」(Better Ads 標準のグローバル)とは、「Google」や「Facebook」、「Microsoft」などの業界団体や広告主、プラットフォーム、メディアなどによる全40の組織がメンバーとして活動している団体です。
その団体による、正式な広告のサポートということになります。
広告が Better Ads 標準に準拠していないパターン
画像を見ていただいたらお分りいただけると思いますが、普段自分がブラウズしていて不快に思う(イライラする)広告のパターンが当てはまっています。
広告が Better Ads 標準に準拠していない広告 デスクトップ向け
デスクトップ向けの広告は以下の4つです。
デスクトップ向け ポップアップ広告
ポップアップ広告は、インタースティシャル(ページの切り替え・遷移時)に広告がポップアップされて、「閉じる(×)」を押さないと記事が読めないというような広告です。自分は、よほどのことがない限りブラウザの「戻る」ボタンをクリックします。
デスクトップ 音声付き動画広告の自動再生
これも嫌ですよね。スピーカーがonになっているときに、いきなり音がなると非常に困ります。なんでこんな広告を貼るんだろう。。。
カウントダウン付きプレスティシャル広告
カウントダウン広告とは、先述の2つと同様、ページ切り替え時に、記事が表示される前にカウントダウン方式で「あと○秒で表示」といったダイアログボックスが開いて、その時間が経過しないと表示されない広告です。その間待ってまで読むに値する記事なのでしょうか。
大規模なスティッキー広告
スティッキー広告とは、記事をスクロールしてもずっと画面の下部に表示される広告です。小さくても気になる広告ですが、それが表示画面の30%を超えると完全に記事を読む気が失せます。
広告が Better Ads 標準に準拠していない広告 モバイル版
こんな広告があれば速攻戻るをタップする広告が並んでいます。
モバイル ポップアップ広告、プレスティシャル広告(カウントダウン含む)
いずれも記事を読む気をなくしますよね。一体誰が広告をタップするのでしょうか。誤タップを除いて広告をタップしませんよね。
モバイル 表示画面の30%を超える広告
モバイルの狭い画面で30%以上の広告が表示されたら記事に集中できませんよね。速攻「戻る」ボタンをタップするレベルです。
モバイル 点滅するアニメーション広告
もうこれ、眼がチカチカするだけですから広告としてマイナスにしかならないと思うのですが、たまに使用しているもサイトありますよね。
モバイル 音声付き動画広告の自動再生
普段自分はマナーモードにしていますが、たまたまマナーモードにしていなくて、電車に乗っているときに音声付きの動画広告が表示されたら最悪です。これもすぐに戻るかサイトを閉じるパターンですよね。
モバイル その他、ユーザーフレンドリーではない広告
ウェブサイトにアクセスするといきなりモバイル画面に全画面の広告が表示されることがありますよね。もう、何を思ってブログを運営しているのか訳が分かりません。
自分が訪問した時に不快になる(イラつく)広告
簡単にまとめると、自分が訪問した時に不快な気分(イラつく)になるような広告でなければ大丈夫ということです。この記事を読んでいただいている方はこのような広告を設定していませんよね?自分はそう心がけています。あくまで広告は興味を持っていただいて、自然にクリックしていただくのが理想です。記事を読んでいただくことがファーストですからね。
あなたのサイトは大丈夫?Better Ads 標準に準拠しているか確認する方法
ご自分のサイトが「Better Ads 標準に準拠している」かどうかを確認するには、Google Search Consoleにアクセスします。
新しいSearch Consoleを利用している方は、「以前のバージョンに戻す」必要があります。
旧バージョンのConsoleに移動したら、左のメニューから「Web Tools」をクリックします。
「広告に関する問題レポート」で、「PC」「モバイル」「不正な広告」を順にクリックしていきます。
「広告に関する問題レポート」でそれぞれ「確認済のプロパティを選択」からサイトを選択します。
すると当サイトでは、まだステータスが「未審査」でした。
「モバイル」も「不正な広告」も当サイトではまだ未審査でした。
2019年7月9日より、Better Ads 標準は全世界の Google Chrome でサポートされましたので、各サイトの審査はまだ続いているのですね。
普通にサイト運営していれば過度に気にする必要はない
いずれにせよ、「Better Ads 標準に準拠していない広告」のガイドラインに反しているような無茶な広告を貼っていなければ大丈夫です。
先日の「要注意 – ads.txt ファイルが含まれていないサイトがあります。」 とは違って、普通にサイトを運営している限りは問題はありません。
さまざまなサイトを拝見していると、アドセンスに大いに影響があると煽っておられる記事もありましたが、ユーザーファーストの広告を表示しているのであればさほど気にする必要はありません。
アドセンスの通知を見てびっくりされた方の参考になれば幸いです。
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