CHUWI MinibookのN4100版をAmazonで購入しました。
8インチ液晶搭載UMPCとしては非常にコンパクトで満足していました(過去形になっている理由は後述します)。
ところが自分が購入したCHUWI Minibookは、付属のM.2ポートが初期不良のようで、OSをSSDにクローンすると起動しなくなります。
そんな状態の中、たまたまうまく起動したときに、各種ベンチマークを実施ました。
今回は、CHUWI Minibookの各種ベンチマークのレビューとなります。
付属のSSDにWindows 10を搭載したパターンと、eMMCにWindows 10を搭載した2つのパターンでCHUWI Minibook N4100版のペンチマークを実施してみました。
今回ペンチマークしたCHUWI Minibookの基本スペック
今回、Amazonで購入したCHUWI Minibookの基本スペックです。
- CPU:Celeron N4100
- メインメモリ:8GB
- ストレージ:eMMC128GB & SATA接続SSD256GB
- スタイラスペン:非対応
2020年6月現在、Amazonでは「在庫なし」となっています。
CHUWI Japanによると、現在日本に輸入するのに1ヶ月から2ヶ月かかるそうです。
CHUWI Minibook N4100 SSDによるベンチマーク
まずは、Amazonでの購入の際にすでに付属していたSATA接続SSDでのペンチマークからです。
CrystalDiskInfoによる情報
M.2ポートに増設されたSSDのCrystalDiskInfoの画像です。
「Dドライブ」になっていますが、後半お話しするM.2ポートの不調で、なんとか情報だけ取り出したってところです。
中国製UMPCのストレージは「Netac」というメーカーがよく使われていますね。
CrystalDiskMarkの結果
続いて、CrystalDiskMarkの結果です。
SATA接続SSDとしてはまずますの速度ではないでしょうか。
ただ、シーケンシャルライトの速度がいまいちのような。。、
BBenchによるバッテリー持続時間
BBenchによるバッテリー持続時間の結果です。
BBenchベンチマーク時の設定は、画面の明るさ50、「キーストローク出力」「Web巡回」にチェックを入れています。
バッテリー残量100%から、シャットダウンするバッテリー残量5%になるまでの時間と経過が下記のテーブルとなります。
バッテリー残量 | 経過時間 | 差 |
100% | 0:00:00 | – |
90% | 0:39:24 | 0:39:24 |
80% | 1:07:15 | 0:27:51 |
70% | 1:32:51 | 0:25:36 |
60% | 2:11:16 | 0:38:25 |
50% | 2:52:21 | 0:41:05 |
40% | 3:33:47 | 0:41:26 |
30% | 4:14:52 | 0:41:05 |
20% | 4:53:27 | 0:38:35 |
10% | 5:08:07 | 0:14:40 |
5% | 5:08:32 | 0:00:25 |
なんと、SSD搭載で5時間を超えました!
これだけバッテリーがもつと、かなり安心して利用できますね。
CPUがN4100であることの効果でしょうか。
CHUWI Minibook N4100モデルでOSをSSDドライブ起動にしたベンチマークは以上です(PassMark パフォーマンステストはできませんでした)。
Chuwi Minibook N4100 eMMCによるベンチマーク
先述したように、自分がゲットしたCHUWI Minibookは起動ドライブをSSDにするとWindows 10が立ち上がりません。
ですので、以下は起動ドライブをeMMCに設定したパフォーマンステストとなります。
CrystalDiskMarkの結果
eMMCですから、ハードディスクよりはパフォーマンスはいいですがSATA接続SSDと比べてもパフォーマンスは半分、といったところでしょうか。
UMPCとしては決して悪い数字ではないのですが、SATAの限界超え、NVMe(PCIe)接続SSD搭載のOne Mix 2sやOne Mix 3s、MAG1をベンチマークした自分としては物足りない結果となっています。
BBenchバッテリーパフォーマンステストではすごい、と思いきや…
下記のテーブルは、OSの起動ドライブをeMMCにした状態でのBBenchパフォーマンステストの結果です。
バッテリー残量 | 経過時間 | 差 |
100 | 0:00:00 | – |
90 | 0:57:46 | 0:57:46 |
80 | 2:09:27 | 1:11:40 |
70 | 3:16:48 | 1:07:21 |
60 | 4:21:46 | 1:04:58 |
50 | 5:25:43 | 1:03:57 |
40 | 5:27:00 | 0:01:17 |
30 | 5:27:46 | 0:00:46 |
26 | 5:28:02 | 0:00:15 |
BBenchで計測していると、バッテリーが異常なくらいに持続していました。
60%台でも4時間越えで、8時間持つのでは?なんて思っていたら、50%を切ってあっという間にシャットダウンしました。。。
まあ、バッテリー残量100%からシャットダウンするまでに5時間越えをしていますから,、バッテリー自体はかなり持ちますね。
CHUWI Minibookバッテリー問題
今回自分が体験するまで、CHUWI Mnibookにバッテリー問題があることを知りませんでした。
ググってみると、CHUWI Minibookにはかなりの確率でバッテリー問題が発生するのですね。
バッテリーレポートを出力してみました。
なんと「FULL CHARGE CAPACITY」が「DESIGN CAPACITY」の2倍になっています。
確かに、CHUWI Minibookを利用している際に、突然シャットダウンすることも経験していました。
バッテリーリフレッシュや、裏面を外してバッテリーコネクタを抜き差しして直ることもあるそうです。
実際、自分は次に購入したm3-8100Yバージョンでは、バッテリーリフレッシュで正常に戻すことができました。
非常にバランスのいい製品なのですが、バッテリーの不具合はかなり致命的ですね。
PassMarkパフォーマンステストの結果
起動ドライブをSSDにしてのPassMarkパフォーマンステストは実施することはできませんでしたが、参考までにeMMCでのPassMarkパフォーマンステストを実施してみました。
まあ、Disk Markは悲惨なことになっていますが、バッテリーの持ちがいいので、この辺りはパフォーマンスをとるかバッテリーの持ちを優先するかのトレードオフになりそうですね。
参考までに、先日お借りしたMAG1のパフォーマンステストの結果を貼り付けておきます。
スペック差が明らかになるスコアの違いですね。
One Mix 3sでも改めてパフォーマンステストを実施しました。参考までにご覧ください。
CHUWI Minibook m3-8100Yモデルをゲット!
冒頭で言及したように、自分がゲットしたCHUWI MinibookはM.2ポートの不良でSSDを起動ドライブにして、安定して利用することは最後までできませんでした。
起動ドライブをSSDにすると、全く起動しません。時にはディスクチェックが入り、2日ほどほったらかしにしていたこともありました。
Amazonでの購入だったため、Amazonのチャットサポートに相談したところ、初期不良とのことで全額返金保証の返品との回答を得て、返品しました。
CHUWI Minibookのコンパクトさを大変気に入っていた自分は、別のCHUWI Minibookを探しました。
geekbuyingでも購入は可能なのですが、メルカリやヤフオクでの中古品を探していました。
すると、ありました!
バッテリー問題があるようですが、m3-8100モデルにメインメモリは16GBで即決50,000円!
出品者様に2、3の質問をして速攻落札しました。
そちらのCHUWI Minibook m3-8100Y&メモリ16GBモデルの記事については後日紹介したいと思います。
追記:記事をアップしました。
今回思ったこと。
Amazonでの購入は、初期不良のときに安心ですね。
ただ、CHUWI Minibook N4100モデルと日々格闘して2か月ほど時間を浪費したことが悔やまれます。。。
自分は今まで5台のUMPCを購入してきましたが、うち3台が初期不良に当たっています。かなり運がいい?ほうではないでしょうか(笑)。
それもGPD社、One-Netbook社、CHUWI社まんべんなく1台ずつです。。。
CHUWI Minibookに関して、バッテリー問題は結構ググると記事が見つかるのですが、自分のようにM.2ポートの不良でOSをSSDにすることが出来ない記事は発見できませんでした。
同じ症状に悩まされている方、またはCHUWI社に修理してもらったという方がいれば、コメントいただけると幸いです。
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