Magic-Ben社より、あの8.9インチ液晶搭載で超コンパクトなボディを持つUMPC、「MAG1」のレビュー機をお借りすることができました。
思わず所有したくなる「MAG1 」についてレビューしたいと思います。
今回は「MAG1」のスペック・各種ベンチマークと、8.9インチ液晶搭載でありながらコンパクトなボディについてレビューします。
手にした瞬間に感じるコンパクトな「MAG1」
レビュー用貸出機でしたが、非常にきれいな状態で製品が届きました。
まずは、パッケージを開けた画像からです。
MAG1本体の下に充電用電源ケーブルなどが収納されていました。
まったく無駄のないパッケージングです。
収納箱も非常にコンパクトです。
実際に手に取って見ましたが、片手で楽々持ち運べるコンパクトさです!
MAG1のインターフェイスの確認
続いて、MAG1の各種インターフェイスの確認です。
まずは本体左側からです。
左から順にMicroHDMI、3.5mmイヤホンジャック、SIMスロットが並んでいます。
SIMカードスロットはM.2増設ポートを利用して増設が可能ですが、今回お借りしたプロトタイプは装着されていません。
SIMカードスロット搭載モデルはAmazonで購入可能です。
続いて、本体右側です。右から順にUSB 3.0 Type-A、充電用USB Type-C、MicroSDカードスロットと必要最小限の構成となっています。
MAG1の魅力は何と言っても細いベゼル
いよいよ電源を入れてみました。
まず何と言ってもMAG1の魅力はとても細い液晶部分のベゼルにあります。
下図のように、全体を撮影するとさらに液晶画面のベゼル部がスリムであることが際立ちます。
このことが、8.9インチ液晶を搭載しながらもコンパクトなUMPCに仕上がっている大きな理由ですね。
キーボードは8.9インチ液晶搭載で非常にタッチしやすい配列
キーボードに関しては、非常にタッチしやすいレイアウトとなっています。
もちろん右シフトキーもちゃんと備わっています。
自分はOne Mix 3sも所有しているのですが、実は全く同じといっていいくらいのキーピッチやレイアウトになっています。
キーボード右上には、大きな指紋認証センサーも付いています。
次回の記事で、One Mix 3sとのボディサイズの比較をしますが、実際全く同じといってもいいですね。
キーボードの刻印は違っていますが。
下図はOne Mix 3sのキーボード画像です。
指紋認証センサーも大きく、違いは次項で説明するタッチパッド部だけではないでしょうか。
タッチパッドは小さめながら操作性抜群!
MAG1のもう一つの魅力はタッチパッドにあります。
やはりポインティングディバイスとは違って、思うようにマウスカーソルを操作することができますね。
はっきり言って、外付けマウスは不要です。この点は非常にグッドポイントですね。
画像では分からないのですが、ちゃんとタッチパッドの下部に左クリックと右クリックボタンが配置されています。
最初、右クリックはタッチパッドの長押しかと思いましたが、タッチパッド下部右側をタップすると右クリックになります。
今回お借りしたMAG1のスペックと各種ベンチマーク
今回お借りしたMAG1の基本スペックは以下の通りです。
CPU | Core m3-8100Y |
ストレージ | NVMe(PCIe)接続SSD256GB |
メインメモリ | 8GB |
Amazonでは、限定でCore i7-8500Yモデルも販売されています。
PassMarkパフォーマンステストの結果は振るわず
それではまずはPassMarkパフォーマンステストの結果です。
うーん、思ったようにスコアが出ない。。。
操作している感じではキビキビ動作しているのでもっと高いスコアが出るかと思ったのですが。。。
以前、One Mix2sや3sでもPassMarkパフォーマンステストを実行したことがあります。
当サイトで「PassMark」で検索するとたくさんの記事が表示されます。
それらの記事は全て「PerformanceTest 9.0」での計測でしたので再度計測してみました。
それでもやはりスコアは今ひとつでした。。。
ただ、あくまでもパフォーマンステストですので、環境に左右されることもご理解いただき、参考値としてご覧ください。
BBench バッテリーベンチマークテストの結果
当サイトで、やはりパフォーマンステストとして多用しているテストが「BBench」です。
バッテリーがどのくらい持つかを測るソフトです。
あくまでも参考値になりますが。
ところが実は今回お借りしたMAG1のプロトタイプモデルですが、自分の環境では80%までしか充電できませんでした。
「BatteyBar」では劣化0.0%でしたが、たくさんのレビュワーさんの後にお借りしたマシンですから、少しバッテリーが消耗しているのかも知れませんが。
ですので、今回はバッテリー80%の状態からシャットダウンするまでの時間の計測です。
バッテリー残量 | 経過時間 | 10%ごとの差 |
80% | 0:00:00 | – |
70% | 0:25:56 | 0:25:56 |
60% | 0:43:56 | 0:18:00 |
50% | 0:59:44 | 0:15:47 |
40% | 1:14:59 | 0:15:15 |
30% | 1:29:49 | 0:14:50 |
20% | 1:44:14 | 0:14:25 |
10% | 2:04:43 | 0:20:29 |
5% | 2:14:24 | 0:09:41 |
バッテリー残量80%から70%の経過時間が25分ですから、実際に100%満充電からであれば3時間以上バッテリーは持つ、という計算になりそうですね。
ただ実際に、BBench計測中に本体底面が熱くなったことも事実ですが。
CrystalDiskMarkの結果
最後にCrystalDiskMarkの結果です。
さすがSATAの限界超えNVMe(PCIe)接続SSDです。
ただ気になるのは、Readに対してWriteの速度が振るわないのが気がかりですが。
下図はCrystalDiskInfoの情報です。
基本スペックは非常に高く超コンパクトなUMPC「MAG1」
基本スペックには全く問題のない高スペックでありながら、8.9インチ液晶搭載で超コンパクトなUMPC 、「MAG1」。
今回、実際に触れることができてMAG1の魅力を再認識しました。
手に持ったときの感触はほんとにコンパクトで、その上8.9インチ液晶搭載のUMPC、「MAG1」。
カバンの中にすっぽり収納可能で、どこにでも気軽に持ち運び可能です。
あえてMAG1に望む機能としては3つあります。
一つはカメラ機能があればよりよかったのではと思います。
今のご時世でいえば、カメラ機能があればZoomがUMPC一つで利用できたのですが。
あと一つは、やはり360度液晶回転タブレットモードへの対応があればより魅力的なUMPCになっていたのではないでしょうか。
最後に、今となってはやはりスタイラスペンは必須な機能だと個人的には実感しています。
MAG1の魅力は、高機能なスペックに加えて、今回紹介したスリムなベゼル、タッチパッドそして4G(LTE )対応な点です。
次期モデル、「MAG2」ではさらにタブレットモード対応・スタイラスペン・カメラ機能が搭載されることを願いますが、360度液晶回転タブレットモードの搭載をするとMAG1の魅力の一つであるコンパクトですスリムな筐体が失われるので現実的ではありません。
ただ、カメラ機能とスタイラスペンの対応は是非とも望みたいところです。
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geekbuyingでの購入でも、ほぼ1週間ほどで製品が届きます。
今回のMAG1のレビューは以上です。
次回は、自分が現在所有しているOne Mix 3s、CHUWI MinibookとiPad miniとのボディサイズの比較記事を投稿する予定です。
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