ブラックボディのOne Mix 3s。なかなか時間が取れない中、毎日少しずつですがソフトのインストールや設定をしています。
以前、One Mix 2s vs GPD Pocket 2のPassMarkパフォーマンステストを実施しました。
今回は次世代モデルのOne Mix 3s vs One Mix 2sのPassMarkパフォーマンステスト対決です。
PassMarkパフォーマンステストとは
PassMarkパフォーマンステストとは、当サイトでよく紹介しているWindows用のベンチマークソフトです。
Windows用の使い易いベンチマークソフトウェア。パフォーマンステストは、27種の速度テストを行い、その結果を他のコンピュータと比較することによってPCのベンチマークを客観的に調べることができます。
PassMark SOFTWARE 日本語ホームページ
スコアによって、ディスク性能やCPUだけでなく、総合的なパフォーマンスを客観的に調べることができます。数値が高いほど、よりパフォーマンスが高いといえます(多少のブレはあります)。
One Mix 3s vs One Mix 2sのパフォーマンス対決は?
こちらが総合結果になります。まずは、One Mix 2sからです。
続きまして、One Mix 3sのパフォーマンステストの結果です。
総合ランクでは、1ランクくらいの差しかありませんでした。もともとCPUが同じですからそれほどパフォーマンスに差が出るわけではないですね。
改めてOne Mix 3sと2sのスペック比較です。パフォーマンステストに影響しそうなスペックのみをピックアップしました。
One Mix 3s | One Mix 2s | |
CPU | Core m3-8100Y | Core m3-8100Y |
GPU | UHD Graphics 615 | UHD Graphics 615 |
画像解像度 | 2560 x 1600 | 1920 x 1200 |
メモリ | 16GB | 8GB |
ストレージ | 512GB | 256GB |
総合スコアでは、ほぼ差がみられませんでしたが、項目によってはずいぶん違いがあります。
それぞれ各項目をピックアップしながら見ていきたいと思います。
CPU Markの項目
CPUの項目では、いずれもCPUがCore m3-8100Yですから大きな差はないですね。
詳細を見てみます。
特に各項目も大きな違いはありませんでした。誤差の範囲ですね。
2D Graphics Mark、3D Graphicsの項目
続いて2D Graphicsと3D Graphicsの項目です。
2D Graphics Markでは、One Mix 2sがやや数値の面で上回っています。
逆に、3D Graphics Markでは3sがわずかですが上回っています。GPUはいずれもUHD Graphics 615ですから、大きな違いはありません。むしろ解像度が上がった3sが善戦しているとも言えます。
Memory Markの項目
Memory Markでは大差で3sの勝利となっています。メモリが倍増となったことが大きな原因でしょうか。詳細を見てみます。
2sから3sになってメモリ容量が倍増したことにより、「Available RAM」(物理メモリー領域の未使用サイズを監視)と「Memory Read Cached」(ストレージ内容をメモリに一時的に保存し、処理時間を短縮する)が特に高スコアになっています。
Disk Markの項目
Disk Markの項目では大きく差が開きました。3sがほぼダブルスコアとなっています。
シーケンシャルリード、ライトとも3sがほぼダブルスコアになっています。要因はおそらく、SSDの容量が倍になってSSDそのものがスピードアップしたことと、先述のメモリ容量の倍増も大きく影響しているものと思われます。
総合順位は1%だけOne Mix 3sの勝利
One Mix 3s vs 2sのPassMarkパフォーマンステスト対決では、「Memory Mark」と「Disk Mark」の項目で2sを圧倒しました。2sに比べてSSDとメモリ容量が倍増になったことが大きな要因と思われます。
ただ、全体的なパフォーマンスとしては、総合順位で1%上という僅差にとどまりました。
バッテリーの持続時間同様、PassMarkパフォーマンステストでも高解像度がネックになっている可能性もあります。
こちらも後日、One Mix 3sの画像解像度を1920 x 1200に変更し、改めてPassMarkパフォーマンステストを実施したいと思います。
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