Magic-Ben社より、プロトタイプのMAG1をお借りするにあたりレビュー記事を投稿しています。
前回はMAG1本体についてのレビューでしたが、今回は8インチ強液晶搭載のライバルUMPC&ほぼ同サイズと思われるiPad miniとのボディサイズの比較です。
8.9インチ液晶を搭載と、他のUMPCと比べて液晶サイズが大型のMAG1ですが、実際に並べてサイズを比較してみました。
MAG1 VS iPad mini
まずはジャンル違いである、タブレットiPad miniとの比較からです。
MAG1の公称サイズは、207 x 146 x 17mmとなっています。
一方のiPad mini(4)の公称サイズは203 x 135 x 6mmとなっています。
ちなみに液晶サイズはMAG1の8.9インチに対してiPad miniは7.9インチとなっています。
設置面積の違い
液晶サイズに1インチの差があるにもかかわらず、縦横のサイズはほぼ同等となっているのが分かります。
ただ、さすがに左右に並べるとiPad miniのコンパクトさが際立ちますね。
しかし、1インチの差がある8.9インチ液晶を搭載しているMAG1は、非常に健闘しているのではないでしょうか。
厚みの違い
厚みは圧倒的にiPad miniの勝利ですね。
もちろんMAG1はUMPC(パソコン)で、キーボードも搭載しているので当たり前ではありますが。
iPadはブラウジングには最適ですが、ブラウジング以外にもエクセルやワード、パワーポイントなどを利用する目的であればMAG1ですね。
MAG1 VS One Mix 3s
続いて8.4インチ液晶搭載、One Mix 3sとのボディ比較です。
MAG1の公称サイズ207 x 146 x 17mmに対して、One Mix 3sは204 x 129 x 15mmとなります。
両機の決定的な違いは、MAG1がポインティングディバイスにタッチパッドを採用している点と、対してOne Mix 3sは液晶360度回転タブレットモードに対応している点です。
そのあたりが微妙にボディの形状に影響しています。
設置面積の違い
両機を並べてみると、One Mix 3sがいかに細長いかが分かります。
横幅については、後述するキーボードがほぼ同じであることからも分かる通りほぼ同じ、違いはタッチパッドを搭載しているMAG1の方がややスクエアに近い感じでしょうか。
次の画像で比較すると、MAG1はタッチパッドの分だけ奥行きがあることがわかります。
厚みの違い
公称サイズ厚さ15mmのOne Mix 3sに対して、MAG1は17mmとなっています。
非常にスリムに感じたOne Mix 3sですが、比べてみるとMAG1のスリム感が際立ちますね。
MAG1のボディがラウンドしているからそう感じるのかもしれませんが、確かにMAG1はスリムですね。
液晶360度回転タブレットモード対応であるOne Mix 3sもスリムであることには違いありませんが。
液晶画面の違い
8.4インチ液晶One Mix 3s vs 8.9インチ液晶MAG1の図です。
たった0.5インチの差ではありますが、MAG1の液晶サイズの大きさが際立つ画像ですね。
MAG1のスリムなベゼルが目立たない画像で、すみません。。。
それでも、MAG1の右側ベゼルの細さは分かっていただけるのではないでしょうか。
キーボードの違い
続いて酷似(全く同じ?)しているキーボードの比較画像です。
電源ボタンや指紋認証センサーなど、特殊キーの配列も同じです。
まさに違いはポインティングディバイスの違いだけですね(刻印のフォントは明らかに違っていますが)。
One Mix 3sとMAG1はほぼ同じスペックですから、より大画面でタッチパッド搭載のMAG1か、スタイラスペン対応&液晶360度回転タブレットモード対応のOne Mix 3sかの選択になりますね。
使用用途によって選択肢が分かれるボディサイズと機能の違いですね。
MAG1 VS CHUWI Minibook
次に8インチジャストサイズのUMPC、CHUWI Minibookとのボディサイズの比較です。
MAG1のボディサイズ207 x 146 x 17mmに対して、CHUWI Minibookの公称サイズは201 x 128 x 19mmとなります。
設置面積の違い
ほぼ1インチの液晶サイズ差がありますから、ボディサイズの差も大きいことが予想されます。
ところが、下記の画像のように実際にはそれほどボディサイズに違いはありませんでした。
厚みの違い
下記の画像では、やはりMAG1の特徴の1つであるタッチパッドの部分だけ飛び出しているように見えますね。
逆に下記の画像ではMAG1のスリムさが際立ってもいますが。
液晶画面の違い
次の画像では、まるで兄弟機と見間違くほどにボディサイズの違いがはっきりと分かります。
同じくMAG1のベゼルの細さが目立たない画像で申し訳ないですが、液晶画面の大きさは、MAG1がワンランク上になることがお分かりいただけますでしょうか。
CHUWI Minibookは8インチ液晶搭載でありながら、非常にコンパクトなボディで自分はお気に入りです。
8インチ超液晶搭載UMPCのライバル機ではありますが、どちらかというとCHUWI Minibookはより7インチ液晶搭載UMPCに近いサイズとなっています。
コンパクトさを求めるならCHUWI Minibook、UMPCといえどもより大画面を求めるのならMAG1という選択肢になりますでしょうか。
ちなみに質量はCHUWI Minibookの650gに対してMAG1は690gとなっています。
液晶サイズがほぼ1インチの差があるのに対して、質量はたったの40gしか違わないので、いかにMAG1のボディがコンパクトであるかが分かります。
MAG1 VS GPD P2 MAX
最後にMAG1と同じく、8.9インチ液晶搭載のGPD P2 MAXとの比較になります。
MAG1のボディサイズ207 x 146 x 17mmに対して、GPD P2 MAXの公称サイズは206 x 150 x 5.5 〜14.2mmとなります。
公称サイズだけでは、MAG1とGPD P2 MAXに大きな違いは無さそうです。
設置面積の違いとキーボードの違い
自分はGPD P2 MAXの実機を所有していないため、実際の比較が難しいのですが、下の画像が参考になります。
以前、Magic-Ben社より正式に提供いただいたMAG1とGPD P2 MAXとの比較画像です。
今回紹介したUMPCの中でも、ボディサイズがやや大きめのMAG1でしたが、GPD P2 MAXはさらに大きなボディとなっています。
MAG1 8インチ強液晶搭載UMPCのライバルとの比較まとめ
今回、改めて8インチ強液晶搭載UMPCのボディサイズを比較しながらMAG1の魅力に迫ってみました。
やはり液晶サイズが最大級である8.9インチ液晶搭載のMAG1は、他のUMPC(GPD P2 MAX除く)と比べるとやや大きく感じられます。
ただ、スリムな筐体デザインは持ち運びの際に苦痛にはならず、むしろ軽々と持ち運び可能でカバンにもすっぽりと収まります。
UMPCに求める機能によって選択の幅が広がりますが、とにかくコンパクトな筐体が欲しい方にはCHUWI Minibook(今現在はAmazonでは欠品中)、タブレットモード対応で高性能なUMPCが必要な方にはOne Mix 3シリーズ、そしてUMPCでありながらもスリムでできるだけ液晶画面が大きいものが欲しいという方にはMAG1の選択、となるのではないでしょうか。
MAG1はgeekbuyingでも購入が可能です(英語キーボードのみ)
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Amazonでの購入よりも、geekbuyingの方がリーズナブルに購入が可能です。ただし、キーボードは英語キーボードのみとなります。
実機に触れて分かる、UMPCでありながら液晶サイズが8.9インチでタッチパッド搭載でありながらスリムでベゼルも細くてコンパクト、さらにはスペックにも妥協のないUMPC、それがMAG1の一番の魅力です。
思わずカバンに入れて持ち運びたくなるUMPCです。
今回のレビューでMAG1の魅力が伝わり、購入意欲が沸いた方がいらっしゃれば幸いです。
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