もはやキーボードがスライド式になって、UMPC(ウルトラモバイルPC)のカテゴリから外れそうなGPD WIN 3のクラウドファンディングが2021年1月15日午前11時から開始されます。
パソコンの基本スペックとしては、ストレージに1TB NVMe(PCIe)接続SSD、メインメモリは16GBとなっています。
基本スペックとしては十分すぎるくらい十分ですね。
また液晶サイズは5.5インチ、筐体サイズ198 x 92 x 27mmに質量560gと超コンパクトなマシンとなっています。
GPD WIN 3のクラウドファンディング価格とモデルは2つ
2モデルが出資され、それぞれにドック付きとドックなしモデルが用意されています。
いずれもCPUにはTiger Lake Uシリーズを搭載しています。
UMPCとしては初めてCPUにUシリーズを搭載することになります。
上位モデルはCPUにCore i7-1165G7を搭載し、オールブラックもしくはブラック+シルバーツートン(限定モデル)の2種類で899ドルとなっています。またドック付きモデルは949ドルと50ドル高い価格設定となっています。
また下位モデルはCPUにはCore i5-1135G7を搭載し、ブラックの筐体となっています。ドックなしモデルが799ドルで、上位モデル同様ドック付きモデルは50ドルアップの849ドルとなっています。
クラウドファンディング開始後、おそらくですがGPD WIN MAXのときと同様、クラウドファンディングの途中で国内正規販売店からも販売されることになるのではないでしょうか。
完全にゲーミングマシンとなったGPD WIN 3
GPD WIN、GPD WIN 2とGPD WIN MAXまでは、キーボードを備えたオフィスでも利用可能なUMPCとなっていました。
ところがGPD WIN 3はスライド式キーボードに変更し、完全にゲーミングマシンという方向にシフトした感があります。
まさにゲーム機、というフォルムになっています。
クラムシェルデザインから一新し、より携帯ゲーム機のようなスタイルへとシフトしたことになります。
ゲーマーの方にとっては待ちに待ったコンパクトで非常に高性能なゲーミングPCではないでしょうか。
GPD WIN 3 単体のポート類
GPD WIN 3単体でのインターフェイス・ポート類は以下のようになっています。
スライド式キーボード、イヤフォンジャックや左右にスピーカーを搭載しています。
さらにはゲーミングマシン特有の左右のジョイスティックや矢印キーなどが充実しています。
パソコンとしてはUSB Type-A、Thunderbolt 4、指紋認証とMicroSDスロットが各1基搭載されています。
ドッキングステーションで拡張されるポート類
また、付属のドッキングステーションにつなぐことによって、パソコン独特のポート類が追加されることになります。
左から順にUSB Type-C、HDMI、3つのUSB Type-Aさらには有線LANポートとなっています。
これだけ充実していれば、GPD WIN 3を基幹に外部モニターとキーボードを接続して、下図のようにメインマシンとして利用することが可能ですね。
クラウドファンディングに出資する?それとも国内正規販売を待つ?
GPD P2 MAXやGPD WIN MAXのときは、クラウドファンディング中に国内正規販売店から一般予約販売が並行して予約販売を開始しました。
今回のGPD WIN 3でもおそらく同様のことが考えられます。
クラウドファンディングはその性質上、不具合が出やすいと言われています。
その点、国内正規販売店からの購入であればアフターサービスも安心です。
国内正規販売店からの予約販売を待つのも一つの選択肢になるのではないでしょうか。
当サイト的には国内積販売代理店は、お世話になったことのあるデントオンラインさんをおすすめします。
デザインが、完全にゲーミングUMPCにシフトしたGPD WIN 3。
ライバルのOneGX1 Proはまだオフィス系でも利用できそうなクラムシェル型のUMPCとなっています。
GPD WIN 3とOneGX1 Proの果たしてどちらに軍配が上がるのでしょうか。
GPD WIN MAX vs OneGX1 Proであればスペック的にもOneGX1 Proに軍配が上がったのでしょうが、今回はなかなか強敵です。
おそらく、ゲーミングPCとしては現時点ではGPD WIN 3に軍配が上がりそうですね。
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