なんと、indiegogoで、One Mix 2s・1sとそっくりな(そのものの)Pocket PCなるものがクラウドファンディング中です。
One-Netbook日本公式も注意を喚起するツイートをしています。
公開しているスペック・価格について確認してみました。
追記:ついに表示されなくなりました。調査中だそうです。
どこからどう見てもOne Mix 1s・2sのPocket PC SSDは1TB?
One-Netbook日本公式のツイートにもありますが、右下の画像でOneMixのロゴとOne-Netbook社のシリアルナンバーのシールが貼ってあるのがはっきりとわかります。
写真にOneMixのロゴとOne-Netbook社のシリアルナンバーのシールが貼ってあるのが映り込んでいます。Indiegogoでもこのようなことがあるのはにわかに信じられませんがこれがクラウドファンディングの怖さですね。 pic.twitter.com/Xo0h6ufZDh
— One-Netbook日本公式 (@one_netbook_ja) August 28, 2019
そして、なんとPCIe接続SSDは1TBの大容量とのことです。またメモリも16GBとなっています。
まあ、今の段階ではにわかに信じることは難しいですね。注意してください。
CPUはIntelモバイルプロセッサ第9世代 Core i5?
自分が以前調べたIntelモバイルプロセッサ第9世代、Coffee LakeでCore i5といえば、「Core i5-9300H」と「Core i5-9400H」だけです。
上記のスペック表の、クロック周波数「3.70GHz」、最大動作クロック周波数「4.60GHz」に当てはまるCPUは調べたところ「Intel Core i5-9600KF」だけになります。でもこれってデスクトップパソコン用のCPUです。
クラウドファンディングのコメントに質問されている方もいらっしゃいました。
このような小さなフォームファクターで95ワットのプロセッサをどのように冷却する予定ですか?
というコメントに対して「プロジェクトオーナー」は下記のようなコメントを返信しています。
こんにちはロバート、スペックシートの仕様はガイドおよびリファレンスポイントとしてのみ使用されます。PocketPCに最適なi5プロセッサを目指しています。テストは11月中旬に完了し、どちらが最適かを判断します。仕様が最終バージョンで若干の変更が加えられており、仕様が類似している場合に最高の状態になることをご安心ください。よろしくロブ
まだ試作段階で、11月のテスト中に最適なCore i5を搭載するとの返信ですね。
そんな高スペックで価格は565ドル(59,952円)?
そして、価格は何と565ドル(59,952円)です!
PCIe接続SSD1TB、メモリ16GB搭載にIntelモバイルプロセッサ第9世代Core i5搭載でこの値段です。ちょっと考えられないですね。
「プロジェクトオーナー」のコメントです。事業の本拠地はオーストラリアにあるそうです。
こんにちはライル、私たちはこのクラウドファンディングのすべての分野の小さな新興企業であり、私のマーケティングチームLaunchboomはソーシャルメディアのすべてのマーケティングの側面を処理しています。キャンペーンの実施中に人々が参加できるVIP Facebookコミュニティがあります。私たちの事業はオーストラリアに本拠を置いており、これはオーストラリア政府のウェブサイト(ASIC)で確認できます。これは、ここオーストラリアで税金を支払う正当な登録中小企業です。これは、明確化のためにVIPグループでも言及されました。ロブ
One Mix 2sや1sと違ってキーボードバックライト搭載?
また堂々とキーボードバックライト搭載をスペックとして挙げています。
One Mix 2sも1sもキーボードバックライトは搭載していません。でもキーボードは光ってますね。
初代One Mix(1sではない)はキーボードバックライトを搭載してしましたので、それでしょうか。
バッテリー持続時間は驚異の9時間!
なんとバッテリー持続時間は9時間を謳っています。
One Mix 2sがBBenchで4時間超えでしたから、参考値としてもかなり盛っていますね。
カラーバリエーションも豊富?
カラーバリエーションも豊富なように見えます。
「シルバー」「ブラック」「グレー」「メタリック」「ピンク」「プラチナ(ガンメタリック?)」の6色展開のようです。
特典を請求した後、希望の色をいつ選択できるようになりますか?どうもありがとう。:)
というコメントに対してプロジェクトオーナーからの返信は今のところありません。
出荷予定は2020年2月予定
予定では2019年12月に製造を始め、出荷予定が翌年2020年2月だそうです。
プロトタイプもまだ12月ですから、しばらく様子見になるのでしょうがクラウドファンディングが終了するのは2019年9月中です。
Pocket PCのようなUMP(ウルトラモバイルPC)はあと5年後くらいに販売?
7インチ液晶でこの「Pocket PC」のようなスペックのUMPがこの価格で販売されるには、あと5年?(いやもっと早いかもしれませんが)はかかるのではないでしょうか。
いずれにせよ、クラウドファンディングが有名になり、このような事例はもっと増えていくかもしれません。クラウドファンディングもしっかりと見極める注意が必要ですね。
コメント