2019年11月13日にIndiegogoでクラウドファンディングを開始した、Peakago Computerの7インチ液晶搭載UMPC「Peakago」ですが、クラウドファンディングは自体は好調のようです。
1日(24時間)以内で760,000香港ドル(およそ1050万円)を達成したそうです。
CPUに不安のある「Peakago」でしたが、クラウドファンディングが好調な中、先日CPUのアップグレードを開始しました。
「Peakago Pro(Without 4G)」のCPUが「Intel Pentium N4200」に
「Peakago Pro(Without 4G)」のみ、CPUが「Atom Z8350」から「Pentium N4200」にアップグレードされ、価格も据え置きの339ドル(2019年11月23日からは399ドル)となっています。
モデル | Peakago | Peakago Pro Without4G | Peakago Pro With4G |
CPU | Atom Z8350 | Atom Z8350→Pentium N4200 | Atom Z8350 |
ストレージ | 64GB | 128GB | 128GB |
メモリ | 4GB | 8GB | 8GB |
液晶サイズ | 7インチ | 7インチ | 7インチ |
液晶解像度 | 1920 x 1200 | 1920 x 1200 | 1920 x 1200 |
サイズ | 181 x 113 x 17mm | 181 x 113 x 17mm | 181 x 113 x 17mm |
質量 | 539g | 539g | 539g |
バッテリー容量 | 4500mAh | 4500mAh | 4500mAh |
4G(LTE) | × | × | ○ |
価格 | 269ドル | 339ドル | 399ドル |
注:Peakago Pro Without4Gの価格は2019年11月22日までの価格
「Atom Z8350」のPassMark CPUスコアが「1275」に対して、「Pentium N4200」のスコアは「2035」と、スコア上はほぼ1.6倍となっています。
これまでCPUに不安のあった「Peakago」でしたが、「Peakago Pro(Without 4G)」モデルについては実用的なUMPCになりましたね。
全モデルでWIFIもスペックアップ
こちらは全モデルでの対応になりますが、WIFIがクラウドファンディング当初のWIFI4(dual-band 802.11b/g/n/ac)からWIFI5(802.11b/g/n/acデュアルバンド)となり、5GHz帯にも対応するようになりました。
3モデルのアップグレード後は、下のようになります。
「Peakago Pro (With 4G)」のCPUのアップグレードはあるのか?
気になるのは「Micro Simスロット」搭載の「Peakago Pro(With 4G)」のCPUのスペックアップはあるのか、ということですね。
これについては、Peakago Computerからのメールにありましたが、N4200と4Gモジュールを7インチの筐体サイズの中で同時に搭載することは非常に難しいとのことで、期待はできないようです。
7インチ液晶搭載UMPC「Peakago」の当初の売りは「Micro Simスロット搭載」だと思っていたのですが、今となってはリーズナブルな7インチ液晶搭載UMPCとなってしまっています。
まだまだクラウドファンディングは続くので新たなアップデートも期待できる?
CPUに不安が大きい「Peakago」でしたから、今回のCPUのアップグレードは非常に大きいですね。
実際にIndiegogoのサイトでは、3つのモデルのうち一番の売れ筋は「Peakago Pro(With 4G)」ではなく「Peakago Pro(Without 4G)モデルとなっています。
「Peakago」のクラウドファンディングは2019年12月14日まで続きます。
「Peakago Pro(With 4G)」モデルも、もしかしたら搭載できるCPUを再検討してアップグレードしてくる可能性もゼロではありません。「Pentium N4200」でなくても、より高性能でコンパクトなCPUを搭載することによって「Peakago Pro(With 4G)が一番の売れ筋になることもありえない話ではないかも知れません。
今後も「Peakago」のクラウドファンディングに注目していきたいと思います。
コメント