最近日本でも注目されている中国メーカーによるUMPC(ウルトラモバイルPC)ですが、現状購入可能な機種の中では大きく分類して、7インチ液晶と8インチ液晶の2種類に分類されます。
今回は7インチ液晶搭載マシンと8インチ搭載マシンのメリット・デメリットを検証してみたいと思います。
目次
7インチ液晶搭載UMPCの紹介
まずは、7インチ液晶搭載UMPCといえば「One Mix 2s」です。
あわせて読みたい
使い始めて4ヶ月強 One Mix 2sを改めてレビュー いいところ &不満な点 購入を迷われている方に!
One Mix 2sと出会って4ヶ月が過ぎました。日本での販売も始まり中国製UMP、One Mix 2sに興味を持っている方も多いのではないでしょうか。GPD Pocket 2に比べて日本での…
そして、「One Mix 2s」とCPUのみが違うコストパフォーマンスに優れた「One Mix 1s」ですね。
あわせて読みたい
One Mix 1s! 7インチ液晶搭載One Mix 2s最大のライバルは実にコストパフォーマンスに優れた非常に魅力…
液晶サイズ8インチ強の次世代UMP(ウルトラモバイルPC)のブレオーダーやクラウドファンディングが続いていますが、がじぇぱんさんのツイートで知りました。7インチ液晶…
さらに元祖中国製UMPCの進化モデルのGPD Pocket 2です。
あわせて読みたい
GPD Pocket 2がついに我が家にやってきた!それもなんとCPUがAmber Lake-Y m3-8100Yで!
GPD Pocket 2とついにご対面 11月4日に誘惑に負けてポチったGPD Pocket 2が、ついに我が家に届きました! https://long-valley-river.com/980 予約注文してから6週間…
GPD Pocket 2にもCPUを変更したコストパフォーマンスモデルである「アンバーブラック」モデルもあります。
あわせて読みたい
噂のGPD Pocket 2 アンバーブラック、販売開始 各ショップで価格が違う。。。あと実際はブラックという…
噂のGPD Pocket 2のブラックモデル、アンバーブラック GPD Pocket 2のブラックモデル、通称アンバーブラックがいよいよ販売されます。 GPD Pocket 2 AB(4GB) 直営web SH…
以上が現状購入可能な中国製7インチUMPCとなります。
まもなくクラウドファンディング開始のUMPC 「Peakago」も7インチ液晶搭載マシンとなります。
あわせて読みたい
7インチ液晶搭載 ブラックボディのUMPC「Peakago」がIndiegogoのサイトに登場! まもなくクラウドファン…
以前紹介した7インチブラックボディのUMPC、「Peakago」がついにIndiegogoのサイトに登場しました。 と言っても「Launching Soon」の状態ですが。 Launching Soon まも…
7インチ液晶搭載UMPCのメリット
7インチ液晶搭載マシンのメリットは、何よりも超コンパクトで軽量である点です。
持ち運びにはほんとに困りません。iPad miniよりも設置面積は小さく(厚みはありますが)、キーボードが付属しているWindows 10搭載ウルトラモバイルパソコンです。
本格的にカフェなどで作業したい方には、iPad miniよりも断然おススメです。
iPad miniは自分も所有していますが、主にブラウジング目的に持ち運びをするくらいです。
あわせて読みたい
Windows10パソコンを片手で軽々と持ち運べる! 7インチ液晶搭載UMPC GPD Pocket
小さいが正義の自分はウルトラモバイルパソコン(UMPC )を追い求めていました。 日本企業が撤退したウルトラモバイルパソコン(UMPC )分野ですが、中国の新興メーカー…
自分が初めて購入したUMPCは、GPD Pocket初代でしたが、あまりにコンパクトで本当に動くの?って思ったくらいです。
ご安心ください、そこらの古いパソコンよりも軽快にWindows 10が動作します。
7インチ液晶搭UMPCのデメリット
一方で、7インチ液晶搭載マシンにもデメリットがあります。
実際に8.4インチ液晶搭載、One Mix 3sを使用するようになって感じたことです。
あわせて読みたい
ついに!One Mix 3sが我が家に到着! ブラックボディは超かっこいいが指紋がつきやすい。。。2sとボディ…
ついにOne Mix 3sが我が家に到着しました(実際には不在中に届いていたみたいで、翌日取りにいきました)。2019年6月26日に発送されて、2019年7月7日(七夕)に届きまし…
まずやっぱり液晶画面が小さいです。それは8.4インチ液晶搭載One Mix 3sをメインで使うようになってから特に感じるところです。
Wordや、特にExcelでは液晶画面の小ささを感じてしまいます。
Excelの画面表示を拡大しないと、とてもじゃないですが実用的ではありません。
また、キーボードに関しても同様です。自分は手が小さい方ですからまだなんとかタッチタイプが可能ですが、手が大きい方には厳しいと思います。
あわせて読みたい
One Mix 2s vs GPD Pocket 2 vs 初代! キーボード対決! どのキーボードが一番タッチタイピングしやす…
いずれも次世代モデルは液晶が8インチ強のサイズになりますが、僕はやはり7インチ派です。One Mix 2sとGPD Pocket 2と初代の3台。それぞれキーボード配列には癖がありま…
さらに筐体サイズがコンパクトであるがゆえに、バッテリーの搭載容量も減り、結果バッテリーの持続時間も短くなります。
あわせて読みたい
One Mix 2s vs GPD Pocket 2 vs 初代 バッテリーが一番長持ちするのはどれ? 100%から自動シャットダウ…
バッテリー対決、これが最終章です(多分)。今まで80%から20%までとか、モバイルバッテリーをつけて何時間持つのかをベンチマークしてきましたが、今回は本体のみで、O…
8インチ強液晶搭載UMPCの紹介
最近のUMPCは、「Peakago」を除いて8インチ強液晶搭載マシンがトレンドになっています。
まずは、自分が所有しているOne Mix 3sを含むOne Mix 3シリーズです。
あわせて読みたい
ブラックボディのOne Mix 3sが到着して約2ヶ月。2ヶ月使用してみて、いいところと不満なところを改めて…
ブラックボディのOne Mix 3sが我が家に到着してほぼ2ヶ月が経ちました。 購入時はいろいろとトラブルもあったのですが、今となってはいい思い出です。 今回は、2ヶ月使…
One Mix 3シリーズは、シルバーのノーマルモデルからストレージとメモリを増量したブラックボディの「3s」と、CPUに「Core i7-8500Y」を搭載したガンメタリックボディの「3s Platinum(プラチナ)」の3種類あります。
あわせて読みたい
One Mix 3sに続いてOne Mix 3s Platinum Editionもgeekbuyingでプレオーダー開始! 3モデルがそろい踏み!
昨日のOne Mix 3sのプレオーダーに続いて、ついにPlatinum Editionもプレオーダーが開始されました。 次世代モデルOne Mix 3の3モデルがそろい踏みで、みなさんはどのモ…
続いて日本の中国製UMPCブームの火付け役となったGPD社の次世代モデルである「GPD P2 MAX」です。
あわせて読みたい
早くもGPD P2 MAXの一般予約販売がデントオンラインで開始!クラウドファンディング中に国内正規販売店…
クラウドファンディング中のGPD社の8.9インチ液晶搭載次世代モデル、GPD P2 MAXが、早くも国内正規代理店デントオンラインで予約販売が開始されました。 Indiegogoでの…
「GPD P2 MAX」にもやはり「Celeron 3965Y」搭載の廉価版モデルと「m3-8100Y」搭載モデルの2種類があります。
そして、CHUWII社が初のUMPCとしてクラウドファンディングを実施した「CHUWI Minibook」です。
あわせて読みたい
「Makuake」でのCHUWI MiniBookは買いなのか? クラウドファンディングは2019年11月29日まで続く
CHUWI MiniBookのクラウドファンディングがIndiegogoで終了し、その後日本の「Makuake」でのクラウドファンディングが始まったのが2019年9月23日でした。 その日は、予…
最後に、8.9インチ液晶搭載ながらも非常にコンパクトなブラックボディのMagic-Ben社初のUMPC 「MAG1」です。
あわせて読みたい
噂のブラックボディUMPC「MAG1」がgeekbuyingでプレオーダー開始! 8.9インチ液晶搭載でもGPD P2 MAXよ…
以前ご紹介したMagic-Ben社の「MAG1」がgeekbuyingでのプレオーダーを開始しました。 geekbuyingでは$699.99と$793.99でプレオーダー開始 ついにgeekbuyingでMagic-Ben…
Geekbuying
Magic-Ben MAG1 8.9" Pocket Laptop 16GB 512GB Black
China-1 Stock | Buy Magic-Ben MAG1 Pocket Laptop 8.9″ IPS Touchscreen 2560*1600 Intel Core m3-8100y 16GB Memory 512GB SSD Full metal Slim body Ultra Light Backl…
8インチ強液晶搭載UMPCのメリット
8インチ液晶搭載マシンのメリットは、もちろん液晶サイズにあります。
14インチノートパソコンなどに比べると液晶サイズに関してはもちろん負けますが、何よりも絶妙の液晶サイズを維持しています。
もちろん7インチUMPとさほど変わらないと思われるかもしれませんが、実際に使ってみると全然使い勝手は違います。
あわせて読みたい
One Mix 2sを久し振りに触って感じたOne Mix 3sとの違い やはりOne Mix 3sは正当進化を遂げていた!
先日、ほんとに久しぶりにOne Mix 2sを触る機会があっだのですが、改めてOne Mix 3sの正当(正統?)進化を感じました。 今回は、One Mix 2sを久しぶりに触ったことによ…
先程述べた7インチ液晶モデルのデメリットを全てクリアします。
ExcelやWordはもちろん、ウェブサイトのブラウジングやWordPressの編集なども、7インチ液晶搭載マシンと比べてかなり改善します。
もう自分は7インチ液晶搭載マシンには戻れないです。
もし戻ることがあるとするならば、それは今のOne Mix 3sがそのままのスリムな筐体サイズで7インチになるときだけですね。
あわせて読みたい
もうブラックボディのOne Mix 3sだけあればいい! 超コンパクトで軽くてモバイルパソコンを探している方…
「小さいが正義」の自分です。ガジェット好きで、カバンに入れても負担にならない、超コンパクトなパソコンを探していた過去の自分にとっては夢のようなウルトラモバイ…
キーボードもタッチタイピングしやすくなっています。もちろんフルキーボード並みとはいきませんが、確実に7インチ液晶搭載マシンよりもキーピッチは大きくなっていますので、タイピングには苦労はしません。
また、筐体サイズが少し大きくなることにより、搭載バッテリー容量も増えて、バッテリー持続時間も長くなります。
あわせて読みたい
OneMix3sとモバイルバッテリーで何時間持続する? BBenchでこまめにあることをするとバッテリー時間は驚…
OneMix3s(最近はこの表記が多いですね)と2sのバッテリーの持ちがいつも気になります。以前は3sと2sの併用が続いていましたが、今は3sを利用する機会の方が多くなって…
8インチ強液晶搭載UMPCのデメリット
デメリットは、ほんのわずかですがやはりBiggerな筐体は最初にズシリと感じます。
7インチ液晶搭載マシンが軽すぎるからなんですが、One Mix 3sを初めて手にしたときはやはりずっしりと感じました。
One Mixでは2sと3sで質量差が141gでしたので、慣れるまでは少し時間がかかりました。
もちろん7インチ液晶搭載UMPCを経験せずに、8インチサイズに触れられたのなら、このデメリットは無くなりますが。
あわせて読みたい
ついに!One Mix 3sが我が家に到着! ブラックボディは超かっこいいが指紋がつきやすい。。。2sとボディ…
ついにOne Mix 3sが我が家に到着しました(実際には不在中に届いていたみたいで、翌日取りにいきました)。2019年6月26日に発送されて、2019年7月7日(七夕)に届きまし…
ただデメリットは質量と設置面積が大きくなることだけでであり、この言葉が適切なのかどうかは分かりませんが「妥協」できるかどうかでしかありません。
あわせて読みたい
8インチ強液晶搭載UMPC One Mix 3s vs GPD P2 MAX vs CHUWI MiniBook vs Magic-Ben MAG1 各機種の販売戦…
今や消息不明中のTopJoy社Falcon PCから始まった液晶サイズ8インチ強へのシフトが進みつつある中国産UMPCですが、現在スペックがほぼ同じ8インチ強液晶搭載のUMPCが4機…
メインモバイルパソコンとしてどちらを選ぶか
自分は7インチと8インチ液晶モデルを両方所持していましたが、今となっては8.4インチ液晶搭載、「One Mix 3s」の虜になっています。
主目的が、UMPC単体での利用であれば8インチ超の液晶搭載UMPCをおすすめします。
逆にUMPCを普段は持ち運び、外ではモバイル、自宅では母艦として外付け液晶ディスプレイに接続して利用するような目的であれば、7インチ液晶搭載のUMPCの利用もいいと思います。
7インチ液晶搭載UMPCの最大の魅力は、その機動性にあると思います。
一方の8インチ超液晶UMPCは、単体での利用が一番魅力を発揮できるのではないでしょうか。
UMPCの液晶サイズ選びの参考になれば幸いです。
コメント