ブラックボディのOne Mix 3sが我が家に到着してほぼ2ヶ月が経ちました。
購入時はいろいろとトラブルもあったのですが、今となってはいい思い出です。
今回は、2ヶ月使用してみて改めて一目惚れしたブラックボディのOne Mix 3sのいいところと不満なところをレビューをしてみたいと思います。
One Mix 3sはほぼ欠点のない名機であることは間違いなし!
One Mix 3s自体には、自分的にはほぼ不満点はありません。One Mix 2sと比べてさらにスペックアップして、バッテリーの持続時間も気にせずに毎日利用しています。
超スリムなブラックボディに超満足
まずは一目惚れしたブラックボディのOne Mix 3s。One Mix 2sから液晶サイズが大きくなったのですが、厚さは逆に薄くなり、よりスリムに感じられる筐体となっています。
後述しますが、スペック上はOne Mix 2sの17mmに対して、One Mix 3sは14.9mmとなっていますが、実際に利用していると筐体サイズが多少大きくなったこともあり、数字以上にスリムに感じます。
PCIe接続SSD512GBとメモリ16GBはパフォーマンス抜群
One Mix 2sとOne Mix 3sのスペックの違いをテーブルにまとめてみました。
One Mix 3s | One Mix 2s | |
CPU | Core m3-8100Y | Core m3-8100Y |
本体色 | ブラック | シルバー |
画像解像度 | 2560 x 1600 | 1920 x 1200 |
液晶サイズ | 8.4インチ | 7インチ |
メモリ | 16GB | 8GB |
ストレージ | 512GB | 256GB |
本体サイズ | 204 × 129 × 14.9mm | 182 × 110 × 17mm |
質量 | 659g | 518g |
バッテリー容量 | 8600mAh | 6500mAh |
スタイラスペン | 4096段階 | 2048段階 |
自分は外部ディスプレイを利用してOne Mix 3sの画像を映すことはないので画像解像度にはあまり興味がありません。
むしろ画像解像度2560 x 1600は贅沢すぎると思います。同様にスタイラスペンの筆圧4096段階も不要です。
自分的にはメモリが倍増の16GBとバッテリー容量8600mAhのスペックアップがOne Mix 3sの魅力を高めていると思います。
もちろんPCIe接続SSD512GB搭載も、パフォーマンスアップに影響しています。
バッテリーの持続時間も満足
前述しましたが、バッテリー容量はOne Mix 2sの6500mAhから8600mAhへ増量されています。
このバッテリー容量の増加が、One Mix 3sを満充電の状態からであればほぼ一日作業をしてもバッテリーが持つようになりました。One Mix 2sのときは「BatteryBar」を常に見ておかないと不安でしたが、このような不安は解消されています。
今や予備機となったOne Mix 2sは、もうすっかり1ヶ月くらい使用していない状況です。
指紋認証もばっちり
指紋認証センサーのサイズが大きくなり、指紋認証率は確実にアップしています。
One Mix 2sのときは、認証できずにパスワードを入力することがありましたが、今では限りなく100%に近付き、最初に反応しなくても指を動かすだけで必ず認証します。
あと、地味に電源ランプが電源ボタンのすぐ上にあるため、電源が入ったかどうかがすぐにわかります。One Mix 2sのときは電源ランプが側面にあったため、確認がしずらかったですからね。
液晶サイズ8.4インチのBigger感はもう感じない
初めてOne Mix 3sのボディを手に持ったとき、やはりずっしり重く感じました。
しかし、毎日持ち運びながら利用するようになり、そのサイズ・質量に慣れてしまって液晶サイズがBiggerになった感はほとんどなくなりました。
スリムなボディですから、One Mix 2sや1sを利用している方でもすぐに慣れる筐体デザインです。質量141gの差を感じさせない、スリムさは秀逸ですね。
ほぼ大満足なブラックボディのOne Mix 3sのあえて不満な点
ほぼ大満足なOne Mix 3sですが、あえて不満な点は次の細かい5点です。
ブラックボディは素晴らしいが指紋が目立つ
これは自分も非常に気になります。クリーニングクロスで拭きとれば目立たなくなりますが、ブラックであるが故の問題点かもしれません。
ただ、下記の純正レザーケースの内部がクリーニングクロスのような役割をしていて、ケースの中に入れておくと取り出したときには、かなり指紋は目立たなくなります。
次世代モデルOne Mix 4シリーズのブラックボディでは、このあたりの改善に期待しています。
左ヒンジの若干の緩みが気になる
One Mix 3sが到着してから普通に利用している間は気にならなかったのですが、テックワン社からのお知らせでgeekbuyingで購入した自分のOne Mix 3sの左ヒンジが緩いことが気になり始めました。
確かに緩いです。最初は液晶360度回転タブレットモードにしやすくするためかと思いましたが、個体差があるのでしょうか。
一度geekbuyingに、この動画を送信して問い合わせてみたいと思っています。
ポインティングディバイス(光学式マウス)の感度が良すぎる
One Mix 2sのときからそうなのですが、ポインティングディバイス(光学式マウス)の感度が良すぎて、意図しない誤クリックが多発します。
ですからストレスなくOne Mix 3sを利用するためには、現状マウスが必要になります。
One Mix 3sのポインティングディバイス(光学式マウス)を無効にするショートカットキーは「Fn」+「BackSpace」ですが、クリックだけではなくマウス自体の動きも無効になります。こちらの機能に追加して、クリックだけを無効にするショートカットキーが欲しいですね。
あと、地味にOne Mix 2sからの変更点として、3sでは上が「BackSpace」、下が「Delete」となっているところも気になります。気にならない方もいらっしゃるようですが、自分は上が「Delete」、下が「BackSpace」派です。誤タッチすることがしばしばあります。
キーピッチの拡大よりも特殊キーの配列を考えてほしい
One Mix 2sのキーボードのキーピッチ16mmから、One Mix 3sでは18.2mmと2.2mmも拡張されています。
ですから確かに26文字のアルファベットキーのタイピングは非常にしやすくなっています。
ただ、やはり特殊キー(「-」「、」「。」「?」など)は特に手元を見ないと誤タッチを多発してしまいます。キーピッチの確保よりも、いわゆる「変態キー配列」をなんとかしてほしいところです。
メモリ16GBであるがゆえに休止状態からの復帰に少し時間を感じる
自分は、バッテリー使用時に電源ボタンを押すと「休止状態」になるように設定しているのですが、スペックアップしたOne Mix 3sはメモリ16GBであるがゆえに、休止状態からの復帰に少し時間がかかるようにも感じます。
ちなみにOne Mix 3シルバーはメモリ8GBですが、One Mix 3sブラックとOne Mix 3s Platinum(プラチナ)ガンメタリックはメモリが16GBですから3s Platinumも同様の症状になるのではないでしょうか。逆にOne Mix 3シルバーモデルは休止状態からの復帰の時間はそれほど感じないかもしれません。
One Mix 4の情報がちらほら出てきているが
早くも次世代モデルであるOne Mix 4の話題が出てきていますが、One Mix 3sは現段階で販売されている中で最も魅力的なモデルであることは間違いありません。
ブラックボディにこだわらないなら、コストパフォーマンスに優れたOne Mix 3シルバーも選択肢の一つに十分なりうると思います。
メインメモリも8GBになりますが、休止状態の復帰には16GBのOne Mix 3sほど時間がかからないものと思われます。
One Mix 3シルバーモデルのレビュー・要望
One Mix 3シルバーモデルについて、ツイッターで仲良くしていただいているネスさんからの寄稿です。
ネスさんはOne Mix 3シルバーモデルを所有されています。ご本人から許可をいただいています。
以下、原文のまま(画像やリンクは自分が追加しています)のご紹介です。
OneMix3の良い点
全体的な完成度が高いです。指紋認証の感度も見事なものですね。
キーボードのレイアウトが2sよりも良くなってます。
ディスプレイがなかなか綺麗です。
電子コミック用に買ったんですけどなかなか見やすくて良いです。
出来れば10インチサイズのモデルも開発して欲しい所ですね。
タブレットモードで縦画面になるので縦のシューティングゲームなども楽しめますね。
価格に見合う価値があると思います。
3社の比較
OneMix3。GPD P2 MAX。CHUWI MiniBook。
この3社の中で 何故OneMix3を購入したかと言うと 全体的な仕様と キーボード配列ですね。
Type-Cのハブを使えば 足りない部分を拡張出来ますが キーボードは一体化されてしまってるので Type-Cで拡張出来る分は目を瞑ったとしても キーボード配列だけは出来るだけ良いモノが好ましかったので OneMix3にしました。
GPD P2 MAXのキーボードの不満に対して 別売りのキーボードまで用意すると言う事は キーボード配列に不満があるのと同じかと思います 。
OneMix3の仕様上、仕方がない点
その01 バッテリーの消費が激しい気がします。
まぁ解像度を下げたりバッテリーのパフォーマンスを下げたりすれば ある程度は長持ちするんでしょうけど 出来れば常に良い状態で使いたいところですね。
その02 解像度の問題があると思いますが TV出力した状態で 解像度を1920×1200とかに設定しなおしても 額縁が消えない部分ですね。
HP Spectre x2の場合(デフォルトの解像度は3000×2000)だと
TV出力した状態で解像度を 1920×1200に設定したら額縁が消えました。
で、TV出力を解除したら HP Spectre x2本体の解像度が元に戻ります。 TV側の仕様もあるのかと思いますが OneMix3では額縁が消えないようでした。
まぁここは仕方がない部分ですね。
その03 まぁコレは好みによると思いますが ファンの音が少々うるさくても良いので ファンの回転がもう少し強くても良い気がします。
ツイッターのつぶやきでも言われてますが 本体の発熱がやはり気になる所ですね。 充電しながらだと結構熱いそうです。
ファンの音を妥協するか。 発熱を妥協するか。 その中間など難しいでしょうし なかなか難しい問題ですね。
発熱対策用に 底板の吸気口の部分の吸気を良くするために 少し高めのゴム足にするか USB接続の冷却ファンを装備するか。 まぁ難しい問題ですね。
その04 DTMや動画編集などの高負荷な作業は 本体の発熱の原因になりますので お勧めできないです。
その05 ゲームもそこそこ動きますが ビデオカード搭載のパソコンと比べると、やはり~。 と言った所ですね。
ここはGPD WIN2の方に アドバンテージがありますね。
OneMix3自体がゲーム用に作られてる訳では無いですし ここはOneGXに期待ですね。 出来ればNVIDIAを乗せて欲しいですね。 やはりRadeonよりNVIDIAの方が安定してますからね 。
次回のOneMixへの要望
その01 「半角/全角/漢字」のキー もしくは 「カタカナ/ひらがな/ローマ字」のキーを追加して欲しいですね。
その02 出来ればですが Type-Cを反対側にもう一つ装備して欲しいですね。 構造上の問題がありますので 実現は難しいでしょうけど 出来ればで結構です。
その03 リーダーさんの言われてる通り特殊キー(「-」「、」「。」「?」)など誤タッチもありますが「む?コレはどうやって出すのかな?」みたいな感じでちょっと混乱する場合もありますね。
なのでOneMix3のキーボードが決して悪いという訳では無いですが欲を言えば「VOYO V BOOK」のキーボードを縮小してOneMix3に移植して欲しいです。
もしくはSONYの「SONY VAIO VGN-P90HS」みたいなキーボードの好ましいですね。
キーボードの打ちやすさを追求した結果OneMix3のキーボードになってると思うんですが少々キーが小さくても綺麗に整ってる方が馴染みやすいと思います。
その04 TV出力した場合に解像度を1920×1080に設定しなおしたら額縁が消えるようにして頂けると好ましいですね。
何でかと言うとPC用のディスプレイに繋いだら、額縁が無い状態で映るのかもしれないですがTVで綺麗に映るからこそ意味があるような気もします。
まぁこれらの要望に関してはOnenetBook社さんの都合もありますので。無理なら無理で構わないです。
One Mix 3シリーズは筐体がBiggerになりながらもスリムで進化している
One Mix 2sを所有している自分も、ネスさんも、One Mix 3シリーズについて非常に満足をしています。もちろんまだまだ気になる点はあるのですが、7インチ液晶搭載のOne Mix 2sや1sから素晴らしい進化を遂げていると思います。
これは余談ですが、ネスさんとのDMでのやり取りの中で、One Mix 3シリーズでCeleronモデルが出ればめっちゃ売れるのでは?という話題が出ました。One Mix 2sとOne Mix 1sとの関係ですね。ネーミングが難しいですが、名称はズバリOne Mix 3cでいかがでしょう(ネスさんのアイデアです)?
次世代モデルのOne Mix 4シリーズがどのように進化するかわかりませんが、今から期待せずにはいられません。
今後もOne Mix 4シリーズについて追いかけていきたいと思います。
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