交通系ICカードは各地方によってたくさんありますよね。
自分は関西に住んでいるのでICOCA・PiTaPaをメインで利用しています。
ただ、JR東日本でしか買えないSuicaを手に入れてiPhoneのApple Payに登録したいと思い、今回は関西エリアでSuicaが買える方法を探してみました。
関西(JR西日本)エリアでSuicaは買えるのか?
関西(JR西日本)エリアでSuicaを手に入れる方法はいろいろ調べてみましたが、残念ながらありません。
関西(JR西日本エリア)に在住の方は、関東(JR東日本)エリアに住んでいる親類や友人に購入してもらって郵送してもらう方法や、ネットオークション(ヤフオク・メルカリなど)で手に入れるしかありません。
ところが、Suicaカードを所有していなくても、関西(JR西日本)エリアで新規にSuicaを手に入れることが可能なのです。
モバイルSuicaならiPhone上でSuicaを発行できる!
SuicaカードがないとApple Payには登録ができないと思っていたのですが、実はSuicaカード本体を持っていなくても、「モバイルSuica」アプリからSuicaの新規発行が可能でした。
以下、「モバイルSuica」でSuicaを新規に発行する方法です。
モバイルSuicaでSuicaを新規に発行するには
まずはApple Storeで「モバイルSuica」で検索してダウンロードします。
Suicaアプリを起動すると、下記の画面になります。
「Suicaがありません」と表示されますので、「Suica発行」をタップします。
Suicaの新規発行には3種類ある
Suicaの新規発行には3種類あります。
「My Suica(記名式)」、「Suica定期券」と「Suica(無記名)」です。
ここで、「Suica定期券」は自分(関西、JR西日本エリア)は必要がないので「My Suica(記名式)」と「Suica(無記名)」の二択になります。
記名式と無記名のメリット・デメリットを調べましたが、無記名のデメリットはあっても記名式のデメリットは見つかりませんでした。
あえて記名式のデメリットを考えると、自分しか使えないといったところです。
スマホにSuicaを入れて使うわけですから、他人と共有することもありません。
ですので、自分は「記名式」を選びました。「My Suica(記名式)」の「発行手続き」をタップします。
「ようこそ」の画面になりますので、「会員登録」をタップします。
「モバイルSuica会員規約、「モバイルSuicaによる鉄道利用に関する特約」に同意します。」と表示されますので「同意する」をタップします。
会員登録に必要な個人情報の入力
会員登録に必要な項目を入力していきます。
具体的にまずは「メールアドレス」「Suicaパスワード」「Suicaの名称(何でもよい)」です。
続いて「姓名」「フリガナ」「生年月日」「性別」「郵便番号」などの個人情報の入力になります。
秘密の質問を設定
「電話番号」「メール受信設定」の後に、「秘密の質問」を設定するのですが、項目が鉄道会社らしくて面白かったので下記に一覧にしてみました。
- 好きな電車
- 好きな乗り物
- 思い出の駅
- 思い出の観光地
- 好きな食べ物
- 嫌いな食べ物
- 卒業した学校
- 好きなチーム
- ペットの名前
- 親の旧姓
「好きな電車」って(笑)。「鉄オタ」の方ならたくさんありすぎて答えに困りますよね。
一応自分も「好きな電車」にしました。答えは秘密です。
「秘密の質問」の後に「クレジットカード」情報を入力します。
クレジットカードを登録しない場合は、Suicaカード本体が必要ですので、JR東日本(関東)エリア以外にご在住の方は必ずクレジットカードの登録が必要です(登録はしてもクレジットカードを利用する必要はありません)。
クレジットカード情報の入力
クレジットカード情報を入力し、カード裏面に記載されている「セキュリティコードの入力」をして「完了」をタップします。
実は、このクレジットカードの入力の際に利用できるように、「誰でも作れるプリペイドVisa カード」の「VANDLE(バンドルカード)」の記事を作成したのですが、Suicaの登録にはバンドルカードは使えませんでした。
会員登録にはチャージが必要
会員登録にはいくらかの入金(チャージ)が必要ですので、一旦最小金額の1,000円を先に登録したクレジットカードでチャージしました。
会員登録の際のチャージはクレジットカードのみですが、一旦会員登録をすればコンビニ等での現金チャージも可能です。
その後、「Apple Payにカードを追加」の画面になりますので「次へ」をタップして完了です。
利用規約に同意します。
モバイルSuicaを「エクスプレスカードに設定完了」しました。
以上で「モバイルSuica」の登録は完了です。関東(JR東日本)エリアに行かなくても関西(JR西日本)でも「Suica」を手に入れることができました。
他の交通系ICカードとの併用には要注意
自分は関西在住ですので、交通系ICカードの利用はICOCAやPiTaPaをiPhoneのケースの背面にカードを入れて改札でiPhoneをタッチしています。
ところが先日、「モバイルSuica」を設定した翌日に改札を通ろうとしたらエラーが発生しました。。。
エラーが出た原因は、今回Apple Payに登録した「モバイルSuicaアプリ」とiPhoneケースの背面に収納している「PiTaPa」が同時に反応してしまったことが原因でした。。。
とりあえず駅員さんに事情を説明して「モバイルSuica」の入場設定を無効にしていただき、なんとか事なきを得ました。
駅員さん、ごめんなさい。。。親切に対応していただきました。
改札のICカードにタッチした瞬間に、「モバイルSuica」と背面に収納している「PiTaPa」が同時に反応したようです。
ケース背面に収納した交通系ICカードどの競合を回避するには、Apple Payの設定で「エクスプレスカード」の設定が必要になります。
エクスプレスカードの設定
iPhoneの「設定」「WalletとApple Pay」をクリックします。
「WalletとApple Pay」の画面で「エクスプレスカード」をタップします。
「エクスプレスカード」がオンになっていると改札のICカード受信機にかざすと指紋認証なしに「モバイルSuica」が自動的に反応します。
そのため、iPhoneのケース背面に他の交通系ICカードを収納している場合は「エクスプレスカード」の設定をオフにする必要があります。
「モバイルSuica」のエクスプレスカードをオフにしていないと、背面の別交通系ICカードと二重に入場記録が残ってしまってエラーが発生します。
ただし、エクスプレスカードをオフにすると指紋認証をしないと「モバイルSuica」は反応しません、
ICOCA・PiTaPaもApple Payに対応してほしい
関東にお住まいの方が羨ましいですね。関西での交通系ICカードICOCAとPiTaPaはApple Payには対応していないために、ICカード収納可能なケースの中に収納して利用しています。
ですから今回、会員登録をしたSuicaは使えないままの状態になりました。
チャージした1,000円はコンビニでの支払いにでも使うくらいしか利用方法がありません。
モバイルSuicaを交通機関で利用するためには、iPhoneケース背面のPiTaPaカードを抜き出して、Suicaを「エクスプレスカード」に登録して改札を通るという、とても面倒な作業が必要になります。
定期券等を利用していない方は関西(JR西日本)エリアでも便利にモバイルSuicaを利用することが可能です。
ほんとはiPhoneをケースに入れずに裸で利用したいのですが、通勤に利用するSuica以外の交通系ICカードが必須な状況では残念ながらケースを利用せざるを得ません。
JR西日本と大阪メトロには、ぜひともApple Pay対応のICカードを開発していただきたいです。特に民営化になった大阪メトロには期待したいと思っています。
そう思われている方は、自分も含めて多くいらっしゃるのではでしょうか。
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