ただいま我が家のGPD Pokcet 2はデントオンラインで調査中
我が家に届いたGPD Pocket 2ですが、いろいろとこちらの不手際もあって、ようやく連絡が取れ、動作確認のためにデントオンラインさんに郵送するまでに至りました。
動作確認がされて、修理されて戻ってくるのに一週間といったところでしょうか。土日を挟んでいるのでわかりませんが。GPD Pocket 2を郵送する前に、BBench(バッテリーベンチマーク)で、充電80%から20%になるまでの時間を計測しました。また同時に、初代も同様の条件で計測しましたので、実際のバッテリー耐久時間とは誤差が生じますが、初代と2でどの程度バッテリーの持ちが違うのかを客観的に見ることができると思います。
GPD Pocket 初代と2のバッテリー公称容量
GPD Pocket 初代と2の公称容量は以下の通りです。
GPD Pocket 初代のバッテリー
種類 | 内蔵型リチウムポリマーバッテリー |
容量 | 7000mAh |
駆動時間 | フル充電から約12時間(実際の使用条件により変化) |
GPD Pocket 2のバッテリー
種類 | 内蔵型リチウムポリマーバッテリー |
容量 | 6800mAh |
駆動時間 | フル充電から約6~8 時間 (実際の作業条件により変化) |
GPD Pocket 初代よりも、2の方が公称値で容量が200mAh少なくなっています。性能が体感速度で2倍に進化したGPD Pokcet 2ですが、バッテリー性能ではどうでしょうか。公称の駆動時間では初代の半分程度になっていますね。
バッテリーモニタソフト BBenchとは
バッテリの残量%と電源の状態をログ保存可能なバッテリモニタです。
キーボード押下をエミュレートする機能とWeb巡回機能を有しているので、(無線)ネットワークカードの有無、或いはキーボード押下の有無などを考慮したバッテリの寿命が測定できます。
BBench(バッテリーベンチマーク)の詳細情報 : Vector ソフトを探す!
少し古いソフトになりますが、キーボード押下を一定時間ごとに出力するエミュレーションや、一定間隔ごとにWeb巡回する機能を持ち、バッテリーが1%減るごとに要した時間(秒単位)をログとして記録していきます。10秒ごとにキーボード入力、60秒ごとにWeb巡回を自動的にシュミレーションすることができます。バッテリーの持ちがどのくらいかを調べるというよりも、同一環境下でどちらのバッテリーが優れているのかを客観的に比べることができますので、あくまでも目安とお考え下さい。
バッテリーが80%から20%になるまでの時間をカウント
BBenchの設定は、デフォルトのまま、「キーストローク出力」と「Web巡回」にチェックを入れました。
また、GPD Pokcet側の設定は初代・2とも液晶画面の明るさを50に、音量はミュート、そして電源モードは「高パフォーマンス」に設定しています。
GPD Pocket 初代のグラフ
GPD Pocket 2のグラフ
バッテリーが15%程度になってから再度充電しましたので、グラフはちょっと変な形になっています。
実際の駆動時間は?
バッテリー80%から20%までの記録ですから、満充電(100%)からの駆動時間よりも短くなることをご了承ください。
GPD Pocket 初代のバッテリー残量と経過時間
残量 | 経過時間 | 10%ごとの差 |
80% | 0:00:00 | – |
70% | 0:24:01 | 0:24:01 |
60% | 0:46:02 | 0:22:01 |
50% | 1:05:04 | 0:19:02 |
40% | 1:24:05 | 0:19:01 |
30% | 1:42:08 | 0:18:03 |
20% | 1:59:12 | 0:17:04 |
GPD Pocket 2のバッテリー残量と経過時間
残量 | 経過時間 | 10%ごとの差 |
80% | 0:00:00 | – |
70% | 0:29:16 | 0:29:16 |
60% | 0:48:42 | 0:19:26 |
50% | 1:08:22 | 0:19:40 |
40% | 1:27:12 | 0:18:50 |
30% | 1:45:03 | 0:17:51 |
20% | 2:02:37 | 0:17:34 |
そうなんです。GPD Pocket 2の方が、80%から20%までのバッテリー駆動時間は長かったんです!
いずれも、バッテリー残量が減っていくごとに、10%ごとの駆動時間は減ってきているようですね。
誤差の範囲とバッテリー消耗度合いの差?
まあ、80%から20%の間での測定ですから、誤差もあるかと思います。また、初代はバッテリーの経年劣化も多少あるのかもしれません(BatteryBarでは、バッテリー劣化0%ですが)。
普段使っている感覚では、GPD Pocket 初代のバッテリーの持ちはいいですよ。僕の体感では、通常作業なら5時間くらいはバッテリーだけで使用可能です(100%の満充電から)。GPD Pocket 2は、液晶の問題からまだ長い時間使えていない状態ですが、体感では初代よりもバッテリーの持ちが悪いような印象でした(BatteryBarの減り具合を見てそう思っていただけですが)。
BBenchによるバッテリー対決では一応、2の勝ち!
バッテリーベンチマーク対決では、使用日数が短いGPD Pocket 2の勝利となりました。実際、自分の感覚ではGPD Pocket 初代の方が持ちがいいと思ったんですが、こうして同条件下では、数字が表す通りなんでしょうね。普通に使って5時間くらい両者とも使用できますが、念のためにモバイルバッテリーはいつも携帯しています。
次は、One Mix 2sが間もなく(おそらくですが)我が家にやってきます。SATAの限界越えPcie接続のSSD搭載、One Mix 2s。果たしてバッテリーではGPD Pocket 2に勝てるのでしょうか。届き次第、またレビューします。
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