3日連続のOne Mix 2sの記事です。PCIe接続のSSD搭載、One Mix 2sですが、Crystal Disk Markのシーケンシャルが速くて驚いています。
まだ仕事ではメインでGPD Pocket初代を利用していますが(GPD Pocket 2はまだデントさんのところで修理中?)、今回はOne Mix 2sのバッテリーをベンチマークテストBBenchを利用して、バッテリー持続時間を計測してみました。
GPD Pocket 2 vs GPD Pocket初代の対決は2の勝ち!
前回のバッテリー対決は、GPD Pocket 2とGPD Pocket初代でした。体感速度が2倍になり、バッテリー公称容量も初代から200mAh減少したGPD Pocekt 2でしたが、2がわずかながらも勝利しました。
果たして、PCIe接続のSSD搭載、One Mix 2sのバッテリー持ちはどうなんでしょうか。
One Mix 2sとGPD Pocket 2の公称バッテリー容量
まずはOne Mix 2sの公称バッテリーです。実際の使用条件により変化するといっても、約12時間とは強気ですね。
種類 | 内蔵型リチウムポリマーバッテリー |
容量 | 6500mAh |
駆動時間 | 約12時間(実際の使用条件により変化) |
参考までに、GPD Pocket 2の公称バッテリー容量です。
種類 | 内蔵型リチウムポリマーバッテリー |
容量 | 6800mAh |
駆動時間 | フル充電から約6~8 時間 (実際の作業条件により変化) |
One Mix 2sの方が、300mAh容量が少ないんですね。ちなみに初代GPD Pocketは7000mAhです。12時間駆動とまでは言わなくとも、GPD Pocket 2の公称駆動時間にある、約6~8時間も持続してくれたら文句はないのですが。
BBench(バッテリーベンチマーク)でOne Mix 2sのバッテリーの持ちを計測してみた
GPD Pocket 2 vs 初代の時同様に、BBenchの設定は、デフォルトのまま、「キーストローク出力」と「Web巡回」にチェックを入れました。
One Mix 2s側の設定は、GPD Pocket初代・2の時と同様に、液晶画面の明るさを50に、音量はミュート、そして電源モードは「高パフォーマンス」に設定しています。
また、前回と同様に充電80%から20%までの経過時間を10%おきに計測しました。
バッテリー残量80%から20%までの持続時間は?
One Mix 2sのバッテリー残量と経過時間
残量 | 経過時間 | 差 |
80% | 0:00:00 | – |
70% | 0:24:01 | 0:24:01 |
60% | 0:45:01 | 0:21:00 |
50% | 1:03:27 | 0:18:26 |
40% | 1:20:32 | 0:17:05 |
30% | 1:36:37 | 0:16:05 |
20% | 1:52:12 | 0:15:35 |
うーん、やっぱりバッテリーの持ちは、GPD Pocekt 2と比べて悪いですね。特に50%を切ったあたりからは減り方が早くなっています。今回は20%から10%のログも残っていたんですが、プラス14分40秒の追加で、80%から10%までは計2時間6分52秒でした。単純に100%から90%、90%から80%の間が24分として計算すると、100%から10%までで2時間54分といったところでしょうか。
One Mix 2s vs GPD Pocket 2のバッテリー対決はGPD Pocket 2の勝ち!
下の表は、以前計測したGPD Pocket 2の結果です。
残量 | 経過時間 | 10%ごとの差 |
80% | 0:00:00 | – |
70% | 0:29:16 | 0:29:16 |
60% | 0:48:42 | 0:19:26 |
50% | 1:08:22 | 0:19:40 |
40% | 1:27:12 | 0:18:50 |
30% | 1:45:03 | 0:17:51 |
20% | 2:02:37 | 0:17:34 |
やはり、eMMC搭載のGPD Pocket 2は、SSD搭載のOne Mix 2sよりも省電力が効いていて、バッテリーにも好影響をもたらしているようです。GPD社は、発熱の理由もあるとのことでGPD Pocket 2ではSSDの搭載を見送ったそうですが、バッテリーの持ちにも考慮してのeMMC採用だったんですね。
ただ、BBenchは結構ハードな使い方を想定しているように思いますので、普通にWordやExcel、WordPressの編集などがメインであれば4,5時間は持つと思いますが、あくまで数値的な目安で言うと、バッテリーの持続時間は、GPD Pocket 2>GPD Pocket初代>One Mix 2sという結果になりました。GPD Pocket 2の方が初代よりバッテリーの持ちがいいのは少し意外でしたが、2の設計段階でバッテリー消費に関しても改良が施された結果ではないでしょうか。
次回はPassMarkパフォーマンステストで、One Mix 2 vs GPD Pocket 2のスペック対決をしたいと思います。
コメント