One Mix 3を飛び越えてOne Mix 3sがJD.comで予約販売開始されています。
このブラックの筐体に一目惚れした自分は、他のライバル8インチ超の液晶搭載UMP(ウルトラモバイルPC)を調べてきました。
いずれも自分的には、One Mix 3sよりも魅力を感じることはできませんでした。
そして今回、いよいよ最大のライバルであるGPD社の新モデル「GPD P2 MAX」との直接対決です!
まずはOne Mix 3と GPD P2 MAXとの主なスペックの違いから
主なスペックをテーブルにまとめてあります。
One Mix 3s | GPD P2 MAX | |
CPU | Core m3-8100Y | Core m3-8100Y |
ストレージ | PCIe接続SSD512GB | PCIe接続SSD512GB |
メモリ | 16GB | 16GB |
液晶サイズ | 8.4インチ | 8.9インチ |
液晶解像度 | 2560 x 1600 | 2560 x 1600 |
サイズ | 204x129x14.9 mm | 213×149.5×5.5-14.2mm |
質量 | 659g | 650g |
バッテリー容量 | 8600mAh | 9200mAh |
価格(2019/5/27現在) | 825ドル | 705ドル |
こうしてみると、あれ?GPD P2 MAXの方がスペックは上じゃね?って感じですよね。CPUやストレージ、メモリ、液晶解像度は全く同じです。
液晶サイズはGPD P2 MAXがやや大きく、サイズもGPD P2 MAXの方が大きいです。ところが、厚さはOne Mix 3sの14.9mmに対して、最大14.2mmから最薄部に至っては5.5mmとなっています。
iPad miniとの比較で、大体の大きさが推測できそうですね。
また、バッテリー容量はOne Mix 3sの8600mAhに対して、GPD P2 MAXは何と9200mAhの大容量となっています。GPD Pocket 2が6800mAhですから、大幅にアップしています。ただ、ストレージがPCIe接続SSDになっていることと、液晶が高解像度になっていますから、そのあたりがバッテリーにどう影響するかですね。
筐体デザインがGPD Pocket 2から大きく変わっている
以前、当サイトで紹介した記事がこちらです。このときは、「GPD Pocket 2 MAX」という名称でしたが、その後正式に「GPD P2 MAX」という名称になりました。
ポインティングディバイスはタッチパッドに変わり、GPD Pocket 2と比べると奥行きが36mmほど大きくなっています。36mmは結構大きな差です。
河童丸様のツイートをご覧ください。高校生の兄と小学生の弟くらいの差がありますね。
キーボードは改善されているのか
キーボードは、やはり右Shiftキーがないですね。後日記事にしますが、右Shiftキーがないと英文を打つことが難しすぎるのですが。このモデルの名前である「MAX」は、3文字中2文字が右Shiftキーを利用するんですが(笑)。
こちらの動画では器用にタイピングされていますが。
下記のツイートは、ゲーム操作をしている際のキーボード動作の様子です。
GPD P2 MAXは2つのモデルが販売される
ところで、GPD P2 MAXには2つのモデルが販売されるようです。先ほど紹介したスペックのモデルと、廉価版のモデルがあります。廉価版はメモリは8GBに、ストレージ容量は256GB、そしてCPUがCeleron 3965Yで価格が529ドルとなっています。用途、または予算によって選択肢が広がることはいい点ですね。ここはOne Mix 3sにも、GPD P2のように、メモリやストレージ容量を減らすことにより、より購入しやすいモデルも販売してほしいですね。
360度回転YOGAモード(タブレットモード)には対応せず
8インチ強液晶搭載UMP(ウルトラモバイルPC)の中で唯一360度回転式タブレットモードには対応していません。ここは非常に大きなマイナスポイントですね。。今回、GPD P2 MAXではGPD社として初のスタイラスペンに対応しましたが、スタイラスペンはタブレットモードでこそ、その利点が発揮されると自分は思うのですが。
GPD P2 MAXに対する個人的な感想
今回のGPD P2 MAXに関して、個人的な感想です。まず良い点は、ついにGPD Pocketシリーズでは初のPCIe接続SSDが搭載されたことです。GPD Pocket 2が発表され、PCIe接続SSDの搭載を見送ったときは、やはりがっかりしましたから。それもあって、自分はつい「One Mix 2s」をポチってしまったわけです。
価格面では、現時点ではOne Mix 3sよりも120ドル(13,000円ちょっと)ほど安く購入できるのは大きいですね。
逆に今回のGPD P2 MAXの残念な部分は、せっかくスタイラスペンに対応したのに、タブレットモードに対応していないことです。これはちょっともったいないなあと思うところです。
あと、タッチパッドに対応したため、奥行きが大きくなったことでしょうか。片手で掴むように持つことができるのでしょうか。もしかして、もうポケットに入れることができなくなったので「Pocket」の名前を外したのかもしれませんね。
筐体デザインも、もうありきたりな見た目になってしまったなーって印象です。その方が世間一般では受けるのかもしれませんが、残念な点の1つです。
そしてしつこいようですが右Shiftキーもです(笑)。
One Mix 3sがgeekbuyingで販売開始されたら
3回にわたる8インチ強液晶搭載UMPについて改めて調べてみましたが、やはりOne Mix 3sを超える魅力的な製品はありませんでした。ということで、geekbuyingで予約販売が開始されたら、きっとOne Mix 3sをポチってしまうであろうという結論に達しました(笑)。そのときはまた記事にしたいと思います。
しかし不思議なものです。最初はGPD社のファンだった自分が、すっかりOne-Netbook社のファンになりましたからね。
今回はGPD P2 MAXに対して少し辛口になってしまいました。GPD P2 MAXファンの方、ごめんなさい。
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