価格の高騰が続く中国製UMPですが、主流は液晶サイズが8インチ超へとシフトしています。その中でもすっかりOne Mix 3sのブラックボディーに一目惚れした自分ですが、他サイトやツイッターを拝見していると、MiniBookの名前をよく見かけます。今回は8インチ強のUMP(ウルトラモバイルPC)の中で、One Mix 3sやGPD P2 MAXのライバルの一つ、CHUWI社のMiniBookについて調べてみました。
One Mix 3s Platinum Editionのカラーと似ていますね。かっこいいです。One Mix 3と比べると、MiniBookの方がややスクエアに近い感じでしょうか。
気になるCHUWI MiniBookのスペックは
気になるスペックですが、CPUはIntel Core m3-8100Yで、ライバル?のOne Mix 3や、GPD P2 MAXと同じです。当初はIntel Gemini lake 4000/ N4100を搭載予定だったそうですが、ライバルの8インチUMPがIntel Core m3-8100Y搭載という事が確定したのでCHUWI 社もそれに合わせてきた形なのでしょうか。
CHUWI MiniBook Crowdfunding (公式サイト)
下記のテーブルは、液晶サイズ8インチ以上の主なUMPのスペック比較です。
スペック | CHUWI MiniBook | One Mix 3 | GPD P2 Max |
CPU | Core m3 8100Y | Core m3 8100Y | Core m3 8100Y |
液晶サイズ | 8インチ | 8.4インチ | 8.9インチ |
液晶解像度 | 1920×1200 | 2560×1600 | 2560×1600 |
メモリー | 8GB | 8GB | 8GB~16GB |
ストレージ | eMMC 128GB | PCIe SSD 256GB | PCIe SSD 256GB~1TB |
質量 | 659g | 680g | |
バッテリー容量 | 26.6Wh | 8600mAh | 9200mAh |
本体サイズ | 204 × 129 × 14.9mm | 213 × 149.5 × 5.5 – 14.2mm |
バッテリー容量が、MiniBookだけ、26.6Whという違う単位だったんですが、計算合ってますでしょうか?
本体サイズ・質量がまだ不明な点と、ストレージがeMMC 128GBであることが気になりますね。
追記:とんちき録様のサイトで確認させていただきました。
ストレージはeMMCだがM.2増設ポートで NVMe SSDを搭載可能?
先ほどのスペック一覧の中で、CHUWI MiniBookのみ、ストレージがeMMCでしたが、M.2増設ポートにPCIe接続のSSDを載せることができるそうです。
「ssd m.2 2242 pcie nvme amazon」で検索したところ下記の商品が1つ見つかりました。
価格は2万円ちょいというところですので、CHUWI MiniBookをSATAの限界越えPCIe接続SSDに換装するには本体価格からさらに2万円ほどの出費が必要になりそうです。もう少し安い製品があるのかもしれませんが、タイプ2242ではこちらの商品しか見つけることはできませんでした。
気になる価格は「最も競争力のある価格を持つ」?
そしてOne Mix 3とGPD P2 MAX両陣営の価格が発表されたあとに、CHIUWI公式ツイートで、Core m3-8100Y搭載の8インチ強のUMPの中では「最も競争力のある価格を持つ」とツイートしました。
以下のツイートでは、価格は550ドル以下(約60,539円)となっていますから、先ほどのPCIe接続SSDを購入したら80,000円ほどの出費になる計算ですね。ですから、CHUWI MiniBookはeMMCドライブを利用することによってのみ、価格での優位性が発揮されることになりますね。
ちなみにGPD P2 MAXが705ドル(約77,596円)ですから、純粋にPCIe接続SSDを利用したい方にとっては、GPD P2 MAXの方がお安くなるかもしれません。
ところで現在、 CHUWI MiniBook(公式)ページでメールアドレスを登録すると、特典として最大25%オフとなるキャンペーンを行っています。「最大」という言葉が気になりますが、25%も引いてくれるならうれしいですね。僕も登録しておきました。
キーボードはタイピングしやすそう
キーボードは「Caps Lock」を「Fn」キーに割り当てていますね。いい感じです。もちろん、「右Shift」キーが存在しています。ただ、「Del」キーが小さいのが気になります。106英語キーボード配列ではやはりこれが限界なのでしょうかね。
右上の丸い部分は指紋認証センサーでしょうか。また、キーボード中央、スペースキーの上にある部分がポインティングディバイスのようですね。この辺りはとほぼOne Mixシリーズと同じです。
カラーバリエーションは?シルバー・ブラック・ピンク?
公式サイトでは、シルバー・ブラック・ピンクと、3種類のカラーバリエーションが確認できました。
ブラックはOne Mix 3sやOneMix 2sのPlatinum Editionカラーと似ていますね。シルバーメタリックといったところでしょうか。
ピンクも意外ときれいな印象で、iPhoneのピンクを連想させます。カラーバリエーションによって、特別バージョンとして価格が変わったりするかもしれませんね。
追記:「Chuwi Tablet」がツイートしています。エントリーモデルとデラックスモデルに分かれるそうで、エントリーモデルはGemini Lake N4100+8GBで、デラックスモデルはCore m3-8100Yとなるそうです。また、SSDに関してもエントリーモデルはSATA接続、デラックスモデルはPCIe接続となるようです。「エントリーモデル」と「デラックスモデル」でどのくらいの価格差があるのか気になるところではあります。
CHUWI MiniBookは魅力的ではあるが
画像を見る限り、スリムに見える「CHUWI MiniBook」ですが、公式発表があるまで何とも言えないですね。デザインは素敵です。液晶サイズが8インチちょうどということとベゼルも広くないので、サイズはそれほど大きくならないのではないかと予想されます。サイズと質量が正式に発表されれば、One Mix 3sと迷うかな?うーん、いや今のところは迷わないですかね(笑)。今のところは自分的にはOne Mix 3s の勝ち!ですね。
追記:実は現時点では、スタイラスペンに対応しないようですね。
falcon PCも2が発表されたようですね。次のOne Mix 3のライバル、falcon PCについてもまた後日記事にしたいと思います!
そういえばこの8インチの液晶のUMPブームの先駆けは、Falcon PCから始まったんですよね。
今後、7インチUMPの未来はどうなるのでしょう。。。
「小さいが正義」の僕としては寂しいですが、8インチUMPを1つは所有したいです。
GPD Pocket初代に出会う前はLet’s Note J-10を使っていたんですが、それから比べるといい時代になったなーって思います!
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