GPD Pocket 2の次世代モデル、8.9インチ液晶搭載UMP?のGPD P2 MAXがクラウドファンディング中ですが、CHUWI MiniBookに押され気味で、GPD Pocketから始まったUMPのパイオニア、GPD社は苦戦を強いられて(おそらくですが)います。
情報がまだ噂段階のGPD WIN MAXの存在もありますが、独自路線で第3のGPDファミリー、GPD MicroPCがクラウドファンディングをすでに終了し、geekbuyingでの一般販売が開始されした。
6インチ液晶搭載のGPD MicroPC
まずはGPD Pocket 2とのスペックの比較です。
GPD MicroPC | GPD Pocket 2 | |
OS | Windows10 Pro | Windows10 Home |
液晶サイズ | 6インチ | 7インチ |
最大解像度 | 1280×720 | 1920×1200 |
アスペクト比 | 16:9 | 16:10 |
CPU | Intel Celeron N4100 | Intel Core m3-8100Y |
GPU | Intel UHD Graphics 600 | lntel HD Graphics 615 |
RAM | 8GB | 8GB |
ストレージ | M.2 SSD 128GB | eMMc 128GB |
バッテリー容量 | 6200mAh | 6800mAh |
外形寸法 | 153×113×23.5mm | 181×113×14mm |
本体質量 | 440g | 465g |
何しろコンパクトで、持ち運びも全く苦にならないサイズです。厚さはありますが、6インチ液晶搭載ですから、幅がGPD Pocket 2と比べて28mmも小さくなっています。
また、メモリに関しては当初4GBでしたが、クラウドファンディング中に6GBに、さらに8GBへとアップグレードされたようです。
ポインティングディバイスは、右上にあるタッチパッドを利用してマウス操作、そして左上にある左右クリックボタンで操作します。
なお、ディスプレイはタッチ操作非対応となっています。UMPだからこそタッチ操作に対応して欲しかったのですが、この点は残念です。
CPUはIntel Celeron N4100を採用
Celeron N4100と言えば、CHUWI MiniBookの廉価版と同じCPUですね。
Celeron N4100のスペックですが、PassMarkのアベレージは2324ということですから、m3-8100Yの3562よりは性能が落ちます。
「工具」として使えるGPD最小のプロフェッショナル向けポケットパソコン
いわゆる個人ユースというよりは、エンジニア・企業向けの製品コンセプトとなっています。
ですが、個人ユースとしても十分利用できそうです。自分がよく利用するシーン、PowerPointをプロジェクターに投影する目的だけであれば、むしろGPD Pocket 2よりも持ち運びに優れているように思います。
ストレージはM.2規格SSD搭載
GPD Pocket 2と比べて際立つのは、M.2規格SSD搭載という点ですね。
ただし、ベンチマーク速度を見る限り、PCIe接続ではなくSATA接続のようですね。
それでも十分なんですが、最近のUMPが揃ってPCIe接続SSDを搭載しているので、贅沢かもしれませんがちょっと物足りないですかね。
インターフェイズが凄すぎる
USB3.0が左側面に1つ、背面に2つ、さらにType-Cが1つ装備されています。また無線はもちろんのこと、UMPとして初めて有線LANポートも装備しています。あとRS-232ポートも背面にあります。もちろんフルサイズのHDMI 2.0も装備しています。インターフェイスに関しては、まるでフルサイズのノートパソコン並みですね。
有線LANポートは、あれば確かに便利ですね。無線LANでもいいですが、やはり通信速度が桁違いですからね。
一番のポイント!ストラップもとり付けることができる!
これ、欲しいです。One MixシリーズやGPD Pocektシリーズ、CHUWI MiniBookにも。ストラップがつけることができたら、持ち運び用のケースはなくてもいいような気がします。
持ち運び用ケースは不意の落下による損傷を防ぐためですから、ストラップがあればケースなしで裸で持ち運びが可能になりますね。
自分がGPD MicroPCに魅力を感じるのは、ストラップを付けることができる点が一番大きいですね。
キーボードはタッチタイプするには難しそう
6インチ液晶サイズですから、さすがに両手でタッチタイピングは難しそうですね。
自分の小さな手でも難しそうです。
ストラップを手首につけて、両親指でポチポチタイプする感じでしょうか。もちろん、スマホのフリック入力よりは入力しやすいと思いますが。
デントオンライン・Amazonでも販売中
GPDシリーズと言えば日本正規販売代理店デントオンラインさんですね。
デントオンライン(Three One)で購入すると、液晶保護シートやオリジナルストラップ、USB3.0対応リカバリディスクなどがセットとして付属しています。
調子が悪くなったとき、USB3.0対応リカバリディスクがあると、初期化は非常に簡単ですよ。
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GPD Pocekt 2やOne Mix 2sのようにワードやエクセルを使うにはちょっと厳しいですが、パワポを利用してプロジェクターに投影するような作業を頻繁にするような方にはおすすめです。超コンパクトで価格もお手頃で、魅了的なUMP(ウルトラモバイルPC)、それがGPDシリーズ第3のファミリー、GPD MicroPCです。
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