One Mix 2sに続いて、GPD Pocket 2でも「電源の管理」から「省電力モード」を復活させて、BBenchしてみました。するとなんと、「バランス」モードよりも電源不足によるシャットダウンまでの時間が20分も延びました!恐るべし、GPD Pocket 2。
「電源の管理」から「省電力」モードを復活させる方法(PowerShellを利用する方法)
Windows 10 Fall Creators Update以降では、表示される電源プランが「バランス」だけにななっています。 ですので、まずは「省電力」が表示されるようにする設定が必要です。レジストリを編集する方法もありますが、コマンドを打ち込む方が簡単です。
Windows10のアイコンを右クリックして、「Windows PowerShell(管理者)(A)」をクリックします。
Windows PowerShellが開きますので、「powercfg -setactive a1841308-3541-4fab-bc81-f71556f20b4a」と入力してEnterキーを押します。上記コマンドは、そのままコピペできます。
すると、電源オプションに「省電力」が表示されます。
ちなみに「高パフォーマンス」に設定するには先ほどのPowerShellの画面で「powercfg -setactive 8c5e7fda-e8bf-4a96-9a85-a6e23a8c635c」と入力します。
「省電力モード」にすると画面の明るさが40になる
以前、バッテリー対決をしているときは、液晶の明るさは50にしていたのですが、「省電力」モードにすると液晶の明るさが40になります。
この記事の時は、液晶の明るさを50にしていたのですが、BBenchやその他、本体側の設定は変更していません。この液晶の明るさ10の差がそれほど大きくは影響しないとは思うのですが、もう一度、液晶の明るさを40にして「バランス」モードで計測するのは手間だったのでご容赦ください。。。
「バランス」モードと「省電力モード」でバッテリーの持続時間は
液晶の明るさ10の違いはありますが、下記が結果になります。
残容量 | バランス | 省電力 | 差 |
100% | 0:00:00 | 0:00:00 | 0:00:00 |
90% | 0:38:18 | 0:47:07 | 0:08:49 |
80% | 1:10:54 | 1:22:08 | 0:11:14 |
70% | 1:41:34 | 1:52:58 | 0:11:24 |
60% | 2:07:49 | 2:20:14 | 0:12:25 |
50% | 2:30:14 | 2:44:54 | 0:14:40 |
40% | 2:50:40 | 3:07:04 | 0:16:24 |
30% | 3:09:30 | 3:27:14 | 0:17:44 |
20% | 3:26:25 | 3:45:44 | 0:19:19 |
10% | 3:43:35 | 4:02:48 | 0:19:13 |
5% | 3:52:40 | 4:12:42 | 0:20:02 |
最初の10%で8分49秒の差が、少しずつ開いていって、最終的に5%では20分以上バッテリーの持続時間は伸びました。そして「省電力」モードではなんと4時間を超えるバッテリー持続時間となりました。
「省電力」モードでOne Mix 2sと比較すると
同じく「省電力」モードで計測したOne Mix 2sの結果を並べてみると、GPD Pocket 2のバッテリーの良さが際立ちます。「比較するな!」って声も聞こえてきそうですが。。。
残容量 | One Mix 2s | GPD Pocket 2 | 差 |
100% | 0:00:00 | 0:00:00 | 0:00:00 |
90% | 0:29:05 | 0:47:07 | 0:18:02 |
80% | 0:57:39 | 1:22:08 | 0:24:29 |
70% | 1:23:17 | 1:52:58 | 0:29:41 |
60% | 1:47:43 | 2:20:14 | 0:32:31 |
50% | 2:10:21 | 2:44:54 | 0:34:33 |
40% | 2:31:12 | 3:07:04 | 0:35:52 |
30% | 2:50:19 | 3:27:14 | 0:36:55 |
20% | 3:07:37 | 3:45:44 | 0:38:07 |
10% | 3:24:10 | 4:02:48 | 0:38:38 |
5% | 3:32:57 | 4:12:42 | 0:39:45 |
なんと「省電力」モードでは、最終的にはGPD Pocket 2が40分近くバッテリーを長く利用できることになります。
うーん、One Mix 2s。。。スペックではGPD Pocket 2を圧倒しているのですが、やはりバッテリーでは逆に圧倒されていますね。
GPD Pocket 2 vs One Mix 2 それぞれの長所と短所
スペックはOne Mix 2s、バランスではGPD Pocket 2といったところでしょうか。
One-Netbook社とGPD社のどちらも次世代モデルを発表しています。いずれも液晶サイズが大きくなりますが、バッテリーの持ちはどうなりますかね。どちらもPCIe接続のSSDを搭載していますので、やはりバッテリーはあまり持たないのではないかと予想しています。
GPD Pocket 2とOne Mix 2s両方お持ちの方はたくさんいらっしゃると思います。みなさんはどちら派ですか?僕はOne Mix 2sに傾きつつあります。しかし、日本での知名度はまだまだGPD Pocket 2の方が高いようですね。
僕はGPD Pocket初代も持っていますので、「省電力」モードでの初代のバッテリー持続時間が気になる方がいらっしゃったら、ツイッターかコメントでお気軽にお伝えくださればいつでも計測します。いらっしゃれば、の話ですが(笑)。
コメント