キーボード対決第三弾でファイナルです。今回は英文をタッチタイピングしてみました。英文ではコンマ、ピリオド、スペースの入力と、もちろん文の頭は大文字にする必要があります(中学で習いました)。
右シフトキーのないGPD Pocket 2は無事タッチタイピングができるのでしょうか?
通常のキーボードの結果 「89点/100点 1141文字/1275文字」
タイピングソフトは前回の対決でも利用した、無料タイピング練習 |P検-ICTプロフィシエンシー協会のソフトを利用しました。こちらのタイピング練習ソフトは、長音(-)や句読点(、。)の入力も必要になります。さらに今回は「英字入力」モードですので、長音(-)がない代わりにスペースやピリオド、コンマなどの記号、さらに大文字を入力する必要があります。
通常のキーボードでも満点は取れませんでした。やっぱり英単語を入力するのは難しいですね。日本語は、ほぼ思考のスピードで入力できるのですが、英文となると、やっぱりスペルを覚えていない単語は手が止まってしまうこともあります。また、日本語入力では全く使わないキー(QやXやC、Lなど)はやっぱり指の動きが慣れていないことを再確認しました。さらに文頭を大文字にすることにも戸惑いがあり、普通のキーボードでこれですから、UMPの変則キーボードの結果は悲惨なことになりそうです。
ではGPD Pocket初代・GPD Pocket 2・One Mix 2の中で最も低いスコアの機種からの結果発表です。
第3位 GPD Pocket 2 の結果「55点/100点 707文字 /1275文字 」
やはりというか、右シフトキーがないのは辛いですね。「We」「She」「There」といった単語が出て来たときは、一旦ホームポジションから手を離して、小指で左シフトキーを押しながら目視して「w」「s」「t」を押すという作業が必要でした。あと、GPD Pocket 2は特にスペースキーが小さいので、意識してやや左よりを右親指でタイプすることに苦労しました。
一方で、「.(ピリオド)」や「,(コンマ)」についてはタイプしやすかったです。特にピリオドは前回学んだ(小指でタイプする)ので、他の2機種よりも入力しやすかったです。GPD Pocket 2に関しては、「.(ピリオド)」と「,(コンマ)」の間に「↑」キーがありますので、誤タッチもほぼありませんでした。
第2位 One Mix 2s の結果 「59点/100点 764文字/1275文字」
続いて第2位はOne Mix 2sでした。右シフトキーはあるので便利なんですが、苦労した点は、コンマとピリオドのタイプミスが多かったです。
前回の対決でも指摘したのですが、One Mix 2sのコンマ・ピリオドの位置と、「K」キーとの位置が微妙に通常のキーボード配列と違っているのが原因です。ですから普通にタイプピングしていると、コンマとピリオドの真ん中をタイプしてしまいます。こちらも意識してコンマは左より、ピリオドは右寄りをタイプするようにしました。
またタイピングをしていて気がついたのですが、スペースキーが意外と押しにくかったです。
スペースキーに関しては、自分はスペースキーを右親指でタイプするのですが、微妙に右親指がちょうどOne Mix 2sのポインティングデバイスのあたりになってしまって、こちらも意識してスペースキーをタイプする必要がありました。そのため、結果は思ったほど伸びませんでした。
ところで、One Mix 2sでタイピングのときに「Let’s」の単語が出てきました。そういえばアポストロフィってどこ?ってなって一旦タイピングテストをストップしてしまいました。
通常のキーボード配列では「Shift」+「7」なんですが、ずいぶん探しました。一つ一つキーを押してみてようやく最後に見つけました。これが「’(アポストロフィ)」なんですね。今まで気づきませんでした。また一つ勉強になりました(笑)。
第1位 GPD Pocket 初代 の結果 「70点/100点 903文字/1275文字」
やっぱり、キーボード配列はGPD Pocket 初代が一番バランスがいいように思います(個人的意見)。
先ほどのOne Mix 2sのときに言及した「K」と「、(コンマ)」の位置などよく工夫されているなと感じます。初めてGPD Pocket 初代を購入したときは、タイピングがしにくいなって感じでGPD Pocket 2のキーボード周りの改善を期待して購入したのですが、今となっては初代が一番自分的には利用しやすいキーボードです。
GPD Pocket 2、P2 MAXと新モデルが登場していく中で、キーボードも進化していくと思っていたんですが、自分的には右シフトキーがなくなったりしていまいちになっています(個人的意見です)。
それでも3機種ともキーボードの実用性は十分
3回にわたり、キーボード対決をしてきました。3回の対決で感じたことは、WordPressでの記事の投稿をする程度であれば、3機種のキーボードはいずれも十分使えることがわかりました。特殊なキーを除き、普段利用する分には使いやすいキーボードです。もちろん、通常のキーボードには勝てませんが。
UMP(ウルトラモバイルPC)の魅力の一つは、7インチや8インチタブレットには付属していないキーボードがついていることですよね。
スマホのフリック入力の10倍くらいの速度で文字を入力でき、記事を完成させることができます。
実際に自分もOne Mix 2sを持ち出して、外出先で記事を投稿したりしています。
電車の中ではさすがにスマホで記事を執筆していますが。
One Mix 3sのキーボードは使いやすくなっているんでしょうか。右シフトキーもあるようなので期待しています。
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