牡蠣(牡蛎、カキ)は海のミルクと呼ばれるくらいに豊富な栄養素を含んでいます。
牡蠣のエキスにはミネラル・ビタミン類のほか、18種類のアミノ酸が含まれています。特に広島産の牡蠣は栄養分が豊富で、体に良い成分が多く含まれています。
また、低カロリーでダイエットにも効果があります。
最近は牡蠣食べ放題の店や牡蠣料理専門店などのお店も多くなり、ついつい牡蠣を食べ過ぎてしまいます。
ついつい食べ過ぎてしまう牡蠣ですが、限度を超えるとさまざまな症状がカラダに発症します。
牡蠣の食べ過ぎで起こる症状の一つに突然の腹痛が
生牡蠣・焼き牡蠣・カキフライなど、牡蠣料理は美味しくて、非常に魅力的ですね。自分も大好きです。
ところが牡蠣に多く含まれる栄養素を摂取しすぎることにより、胃腸の調子を崩し、下痢の症状を発症することがあります。
自分の友人も先日、前日に牡蠣を食べ過ぎて体調を崩してしまい、一緒に飲みに行く約束をキャンセルするはめになりました。自分は1人で飲みに行きましたが(笑)。
牡蠣に多く含まれている亜鉛とは
牡蠣に多く含まれている栄養素といえば亜鉛です。
生牡蠣は、食品の中でも最も多くの亜鉛を含んでいます。
生牡蠣100gの中に、実に13.2mgの亜鉛が含まれています。
ところで、亜鉛の一日必要摂取量は成人男性で11mg、成人女性で9mgとされています。
牡蠣100gは大きさにもよりますが、おおよそ5個分に相当します。
ですから、生牡蠣や焼き牡蠣、カキフライを合わせて5個程度食べると、亜鉛の摂取量は一日の必要摂取量に到達します。
亜鉛を過剰摂取すると起こる症状
カラダにうれしい、さまざまな効果が期待される亜鉛ですが、過剰摂取には注意が必要です。
亜鉛を過剰に摂取すると、カラダに現れる症状の1つとして、下痢などの症状を引き起こします。
必要摂取量とは別に、亜鉛には過剰摂取量が存在します。その過剰摂取量は年齢にもよりますが、おおよそ1日に45mgを超える量とされています。
その過剰摂取量を超えると、胃の不調、ひいては下痢の症状となる可能性があります。
亜鉛45mgということは、生牡蠣15個程度に相当します。
生牡蠣15個は、お好きな方でもなかなか食べることはできないのではないでしょうか。ですから、牡蠣の食べ過ぎだけでは過剰摂取になることはほぼありません。
ところが免疫力が落ちている状態では
あくまでも亜鉛の過剰摂取量は一般的な数値です。
さまざまなストレスや睡眠不足、疲れがたまっているとき、または風邪気味等で免疫力が落ちているときは、その過剰摂取量を越えなくても、体調不良、特に胃腸の不振からくる下痢などの症状が発症します。
よく、以前生牡蠣に当たったことがあり、それから生牡蠣を食べることができなくなったという友人も結構自分の周りにいます。一種のトラウマのようなものです。
それは先ほど述べた免疫力が低下しているときに牡蠣を食べて、胃腸に負担がかかり一時的に下痢の症状が発症し、牡蠣にあたったと思ってらっしゃるだけです。
通常は1日もあれば症状は治ります。仮に食中毒だったとしたら、それこそ即病院行きレベルですからね。
軽い食当たりの症状ですね。自分もよく(今はダメですが)牛の生レバーでそういう経験をしたことがありました。深夜に突然謎の腹痛が襲い、朝までトイレにずっとこもりっきりになったこともありますが、翌朝起きたときには何事もなかったかのように回復していました。
亜鉛はカラダに嬉しい効果がいっぱい
過剰摂取しすぎるとカラダに悪影響を与えることもある栄養素、亜鉛ですが、通常の生活では亜鉛の過剰摂取になることはまずありません。それは牡蠣の食べ過ぎだけではなく、サプリからの摂取も同様です。
逆に亜鉛が不足すると、さまざまなカラダに対して悪い影響のある症状が発症します。
1日の摂取量を考えて、亜鉛を摂るようにすれば毎日健康的で元気な生活を送ることができます。
ただ、牡蠣をたくさん食べた日は亜鉛の摂取量には注意が必要です。
カラダにとってうれしい効果がたくさんある亜鉛とうまく付き合って、毎日充実した日々を過ごしていきましょう。
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