今やすっかりサブマシンになっているOne Mix 2sですが、以前、現在のメインマシンOne Mix 3sの解像度をWQXGA(2560 x 1600)からWUXGA(1920 x 1200)に下げたところ、パフォーマンスがかなり上がりました。
そこで今回、One Mix 2sも解像度を下げればパフォーマンスが上がるのでは?と思い、いろいろ試してみました。現状でも十分パフォーマンスに問題はないのですが、One Mix 2sの弱点、バッテリーの持ちがさらに良くなることを期待しながらテストをしてみました。
7インチ液晶で1920 x 1200は贅沢すぎる
7インチ液晶搭載最強UMP、One Mix 2sですが、高解像度なのはいいのですがあまりその解像度を利用しきれていません。
自分は1920 x 1200の解像度で、Windows10の「拡大・縮小」で「175%」でずっと利用していました。
1920 x 1200の解像度はアスペクト比16:10ですので、WUXGA(1920 x 1200)からWSXGA+(1680 x 1050)に一つ下げて使用してみました。
自分は、自宅のPCのモニターではWXGA+(1440 x 900).で利用しているのですが、One Mix 2sをそこまで下げるとさすがに目に見えて文字が滲んでしまいましたので、今回は1680 x 1050でチャレンジです。
WSXGA+(1680 x 1050)でも拡大率は150%
WSXGA+(1680 x 1050)でも、拡大率は150%にしないとデスクトップの視認性が落ちてしまいます。150%でちょうどWUXGA(1920 x 1200)の175%と同等くらいの視認性になります。
画像を見ていただいたらお判りいただけると思いますが、全く1920 x 1200のときと遜色ありません。
今回はこの解像度でいろいろテストをしてみました。
まずは当サイト定番、PassMarkパフォーマンステスト
当サイトでは、PCのパフォーマンスを測る際にPassMarkパフォーマンステストを利用しています。
Windows用の使い易いベンチマークソフトウェア。パフォーマンステストは、27種の速度テストを行い、その結果を他のコンピュータと比較することによってPCのベンチマークを客観的に調べることができます。
PassMark SOFTWARE 日本語ホームページ
スコアによって、ディスク性能やCPUだけでなく、総合的なパフォーマンスを客観的に調べることができます。数値が高いほど、よりパフォーマンスが高いといえます(多少のブレはあります)。
前回(1920 x 1200)の結果はこちらです。
そして、今回解像度を1680 x 1050に下げてパフォーマンステストをした結果がこちらです。
「Memory Mark」と特に「Disk Mark」が伸びたのは謎ですが、「2D Graphics Mark」と「3D Graphics Mark」が伸びたのは解像度を下げたことが要因ですね。
いずれにせよ、総合スコアは「2202.8」から「2411.2」と大幅にスコアを伸ばしました。
気になるバッテリーの持ちは?
当サイトでは、One Mix 2sの弱点であるバッテリーの持ちについていろいろと試行錯誤してきました。
そして今回、One Mix 2sの解像度を下げて再びBBenchで計測してみました。前回(1920 x 1200)で、ブラウザをこまめに閉じていきながら計測した時間との比較です。
残容量 | 1920 x 1200 | 1680 x 1050 |
100% | 0:00:00 | 0:00:00 |
90% | 0:28:06 | 0:28:38 |
80% | 0:56:45 | 0:57:46 |
70% | 1:24:11 | 1:26:00 |
60% | 1:51:58 | 1:54:01 |
50% | 2:18:59 | 2:21:46 |
40% | 2:45:44 | 2:49:02 |
30% | 3:11:58 | 3:16:00 |
20% | 3:37:10 | 3:42:38 |
10% | 4:02:49 | 4:08:58 |
5% | 4:16:42 | 4:23:46 |
うーん、、、劇的とまではいきませんでしたが、まあ少しだけバッテリーの持ちもよくなっています。
7インチ液晶に1920 x 1200の解像度はもったいない
8インチ液晶でWQXGA(2560×1600)も贅沢すぎるのですが、7インチ液晶でWUXGA(1920 x 1200)は宝の持ち腐れになっています。もちろん、外部ディスプレイに表示する際には高解像度であればあるほどいいことはもちろんです。
ただ、One Mix 2sもOne Mix 3sも単体で利用する場合は、最大解像度よりも一つ下の解像度で利用することで、パフォーマンスが上がることが分かりました。
みなさんも、One Mix 2sを単体で使用される場合は解像度を下げて、できるだけディスプレイの拡大をしない状態で利用してみてはいかがでしょうか。そうすることによってパフォーマンスはさらに上がります。バッテリーの持ちも少しですが長くなります。
One Mix 2sの最大のライバルで、コストパフォーマンスに優れたOne Mix 1sでも同様に解像度を下げることでさらなるパフォーマンスアップが期待されます。
改めて2sと1sの価格を見ると、1sのコストパフォーマンスが際立ちますね。
5万円前後でNVMe(PCIe)接続SSD搭載のUMP(ウルトラモバイルPC)が手に入るのですから、One Mix 1sは超おすすめですね。
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