次世代8インチ液晶UMP(ウルトラモバイルPC)の発表・クラウドファンディング・発送が続いていますが、中国製UMPブームの火付け役、GPD社からついに第3世代のGPD P2 MAXの発送がまもなく開始されます。
ライバル3機種に遅れをとったため?
発表、予約販売はOneMix 3シリーズに遅れをとり、クラウドファンディングではCHUWI MiniBookにも遅れをとったGPD社ですが、発送に関してはCHUWI MiniBookよりも早く出荷することができそうですね。
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P2 Max has started trial production, the first batch is about 200 units, if there is no problem, mass production will begin. The cycle of trial production to the mass production is about 5 days. During the mass production period, the single delivery is between 300 and 500 units, P2. Max expects to be finished the delivery by three times or four times.P2 Maxは試作を開始しました。最初のバッチは約200ユニットで、問題がなければ大量生産が開始されます。試作から量産までのサイクルは約5日間です。大量生産期間中、1回の配達は300から500ユニット、P2です。マックスは、配達を3回または4回終えることを期待しています。
https://www.indiegogo.com/projects/gpd-p2-max-the-world-s-smallest-ultrabook/#/updates/all
GPD社はツイッターでもツイートしています。最初の200台は、2019年8月12日に発送開始だそうです。
そして問題がなければ、大量生産と発送を開始するようです。
クラウドファンディング自体は好調
クラウドファンディング自体はまだ続いていますが、残り18日で目標額の1000%に届こうかという勢いです。大成功を収めています。
ライバル2機種にはキーボードバックライトの機能がついていますが、GPD P2 MAXには、ありませんので、代わりに蛍光キーボードステッカーとUSBライトが付属します。
最初から綺麗に貼って発送してくれたらうれしいんですが。
クラウドファンディング中に国内の代理店から予約開始
また、先日記事にした通り、クラウドファンディング中に国内の代理店から予約販売が開始されています。
ライバルのOneMix3s&CHUWI MiniBookとスペックはほぼ同等
スペックに関しては、CHUWI MiniBookがクラウドファンディング中にスペックを上げてきましたので、3機種はほぼ同等となっています。
スペック | MiniBook | One Mix 3s | GPD P2 MAX |
CPU | m3-8100Y | m3-8100Y | m3-8100Y |
ストレージ | PCIe SSD512GB | PCIe SSD512GB | PCIeSSD 512GB |
メモリ | 16GB | 16GB | 16GB |
液晶サイズ | 8インチ | 8.4インチ | 8.9インチ |
液晶解像度 | 1920 x 1200 | 2560 x 1600 | 2560 x 1600 |
サイズ | 201 x 128 x 19 mm | 204x129x14.9 mm | 213×149.5×5.5-14.2mm |
質量 | 662.2g | 659g | 650g |
バッテリー | 7000mAh | 8600mAh | 9200mAh |
液晶解像度とバッテリー容量以外は、ほぼ同じスペックになっています。
ただ液晶解像度に関しては、無理に2560 x 1600にする必要はないと自分では思っています。
8インチ液晶では、1920 x 1200でも拡大しないと実用的ではありませんので、CHUWI MiniBookの解像度で十分だと個人的には思います。
GPD P2 MAXは好みが分かれるデザイン
問題は、GPD Pocket 2から大きく変更されたデザインでしょうか。
ポインティングデバイスにタッチパッドを採用したため、奥行きが大きくなっています。
下の画像を見ても、やはりUMPはマウスがある方が操作はしやすいので、無理にタッチパッドを搭載する必要はなかったのではないでしょうか。
実際に自分はOne Mix 3sでは超コンパクトBluetoothマウスを利用しています。
今後のGPD社のミニノートはどういった方向に向かうのか
GPD社は、GPD P2 MAXをiPad Miniをライバル視しているのでしょうか。
そもそも、中国製UMPの先駆けの存在でしたから、もっとコンパクトでスリムなWindows10パソコンを追求していってほしかったです。
一旦液晶サイズが巨大化してしまったらもう、液晶サイズが7インチに戻ることはないでしょうね。
「GPDが考えるUltrabookの定義を実現した」というコメントもありましたが、ついにUMPのうち、M(モバイル)を外し、ポケットに入らなくなったため「Pocket」の冠を外したGPD P2 MAXは今後どのような方向に向かっていくのでしょうか。
ただ、One-Netbook社のOne Mixシリーズが猛追していますが、まだまだ日本での知名度はGPD社に軍配が上がると思います。当サイトにもGPD Pocket 2やGPD P2 MAXで検索されて訪問される方が多くいらっしゃいます。
GPD MicroPCのように独自路線のUMPや、2020年早々には次世代ゲーミングPCのGPD WIN MAXの発表も控えていますので、これからのGPD社の動きに注目し、期待していきたいと思います。
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