先日何気なくAmazonを見ていたら、なんとあのMagic-Ben社初のUMPC「MAG1」の限定モデル、Core i7-8500Y搭載の上位モデルがAmazonで販売されていました。
AmazonでのみCore i7-8500YモデルのMAG1が販売中
まだ本家サイトやgeekbuyingでも発表・販売されていません。
Amazonだけでのまさに限定モデルとなっています。
下記がCore i7-8500Y搭載、メモリ16GB・ストレージNVMe(PCIe)接続SSD512GB・LTEモデルとなります。
価格は税込129,300円となっています。
ちなみにCore m3-8100Y搭載、LTEモデルはこちらです。
税込価格109,500と、CPUの違いでほぼ20,000円の価格差があります。
性能の差と価格差とのコストパフォーマンスの差は?
搭載CPUがm3-8100Yからi7-8500Yにスペックアップしたことで価格は20,000円高価になりましたが、その価格差に見合うパフォーマンスもアップしているのでしょうか。
上記のサイトによると、Intel Core m3-8100YのCPU Markが「3447」に対し、Intel Core i7-8500Yは「3873」となっています。単純計算で、スコア上ではi7-8500Yが12%増となっています。
定格クロックと最大クロックの違いを見れば性能差は明らかです。
i7-8500Y | m3-8100Y | |
定格クロック | 1.5GHz | 1.1GHz |
最大クロック | 4.2GHz | 3.4GHz |
ただIntelモバイルプロセッサ第8世代、Amber Lakeですから性能とバッテリーの持ちとのトレードオフになるのではないでしょうか。
Magic-Ben社 「MAG1」の魅力
Magic-Ben社「MAG1」の魅力は8.9インチ液晶搭載でありながら狭いベゼルとコンパクトな筐体サイズです(あとブラックボディも)。
同じく8.9インチ液晶を搭載し、タッチパッドを採用している「GPD P2 MAX」よりも非常にコンパクトになっています。
タッチパッドを採用しながらも筐体サイズのコンパクト化を実現しています。
スペック | MAG1 | GPD P2 Max |
CPU | Core i7 8500Y/Core m3 8100Y | Core m3 8100Y/Celeron 3965Y |
液晶サイズ | 8.9インチ | 8.9インチ |
液晶解像度 | 2560 x 1600 | 2560 x 1600 |
メモリー | 8GB/16GB | 8GB/16GB |
ストレージ | PCIe SSD 256/512GB | PCIe SSD 256/512GB |
質量 | 690g | 680g |
バッテリー容量 | 8,600mAh | 9200mAh |
本体サイズ | 207 x 146 x 17mm | 213 x 149.5 x 14.2mm |
GPD P2 MAX搭載比較すると、キーピッチもですがベゼルの薄さが際立ちますね。
MAG1は4G(LTE)標準搭載も非常に魅力的
MAG1は、他の8インチ超液晶搭載UMPCにはない、4G(LTE)に対応している点も非常に魅力的ですね。
Micro SIM標準搭載で7インチ液晶UMPC、「Peakago」がクラウドファンデイングを開始したときには、その価格の安さとともにSIMスロット標準搭載で注目を浴びました。
現在販売されているUMPCの中で、4G(LTE )を搭載できるとメーカーが公言しているUMPCは、MAG1と先のPeakagoとメモリ8GB搭載であるOneMix3 シルバーだけになります。
先日発表された「One Mix 3s +」は8GBメモリ搭載でありながら空きM.2モジュールがないとのことで4G(LTE )モジュールの実装は難しいそうです(One-Netbook社の担当者談)。
Magic-Ben社は日本市場の開拓に意欲的
geekbuyingでの販売よりも日本のAmazonでCore i7-8500Yを発表したMagic-Ben社ですが、日本市場の拡大に意欲的です。
遠くない未来に日本正規販売代理店と契約を締結し、「MAG2(仮称)」を発表するのではないでしょうか。
今回のCore i7-8500Yを搭載した最上位モデルですが、Magic-Ben社の担当者の方に問い合わせたところ、日本のAmazonでのみの限定販売とのことでした。
また今後、Magic-Ben社から新たな動きがありましたら記事にしたいと思います。
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