僕は、休みの日には、お昼過ぎから回転寿司に行って、瓶ビールを2本は飲むのですが、先日、夕方に友人に会ったとき、「酒臭い!」って言われてしまいました。自分では、全然お酒の臭いは感じなかったのですが、自分では気づかなくて、知らないうちにアルコール臭ってあるのだなーって気付きました。夕方ならまだしも、出勤時までお酒の臭いが残っているのはまずいですよね。実際、仕事帰りの地下鉄とか、朝通勤時にお酒臭い方、いらっしゃいますよね。。。
アルコールの臭いのもとはやはりアセトアルデヒド
お酒を飲むと、肝臓がアルコールを分解することによって、アセトアルデヒドが発生します。このアセドアルデヒドがアルコールの臭いの原因ともなります。このアセトアルデヒドを早く体外に放出することが、アルコール臭を断つ一番の方法です。
アセトアルデヒドについてはこちらをどうぞ。
アセトアルデヒドを元から断つには、直接アセトアルデヒドに働きかける酵素の力を借りる方法がより効果的です。
「キューピーと酢酸菌」のページからの引用です。
酢酸菌の表面には「アルコール脱水素酵素」と「アルデヒド脱水素酵素」という2つの酢酸菌酵素が存在します。1つ目の酵素でアルコールを分解してアルデヒドをつくり、2つ目の酵素でアルデヒドを分解して酢酸をつくります。
この2つの酢酸菌酵素の働きにより、酢酸菌はアルコールを酢酸に変換することができるのです。
酢酸菌がアセトアルデヒドに働きかけます。アルコールを分解してできるアセトアルデヒドを、酵素の働きで分解して酢酸に変換します。結果、アセトアルデヒドは無毒な酢酸になり、肝臓に吸収されます。この作用により、アセトアルデヒドから放出されるお酒の臭いは早く収まります。
人間は皮膚呼吸をしている
また人間は、皮膚呼吸をしているため、アルコールを摂取すると体中から「皮膚ガス」を発生させます。こちらは呼気から発するアルコールの臭いよりも長く続くそうです。ですから、お酒を摂取しああとは寝るまでに必ずお風呂に入り、汗を流すことで「皮膚ガス」を低減させることができます。ただし、飲酒後すぐにお風呂に入ることは危険です。心臓に大きな負担をかけてしまうことになります。ですから少なくとも摂取後、2時間は空けた状態でお風呂に入ることをおすすめします。もし、飲酒して帰宅後、すぐに寝てしまった場合は、翌朝、しっかりお風呂に入るようにしましょう。
僕のように、お昼から飲む方は帰宅後、仮眠前にシャワーを浴びるだけでも効果は絶大です。
水をたくさん飲む
お酒の摂取とともに、チェイサーを併用すること(水を飲むこと)も効果的です。アセトアルデヒドを分解するには大量の水が必要になります。また、お酒を飲んでいるとアルコール摂取による利尿作用が促進され、水分を大量に消費してしまいます。ですから、大量のアルコールを摂取した時は、特に水分を補給するように心がける必要があります。寝る前に水分を補給し、翌日起床時にも水をたくさん飲むように心がけましょう。
アルコールの臭いを封じ込める効果にもリンゴジュース
翌日に残るにんにく臭もそうですが、やはりアルコールの臭いを防ぐ方法に効果があるのがリンゴジュースです。
ニンニク自体は臭いの原因であるアリシンは存在しないそうですが、刻んだり、傷つけたりすると酸化によって、体中にニンニクの臭いの原因である、アリシンが大量に発生します。それが血液を通して全身に運ばれ、肺から呼気として嫌な臭いを発します。
にんにくの臭いもそうですが、お酒の臭いも同様に、アセトアルデヒドが血液を通して呼気として吐き出すことでアルコールの臭いが残るのです。
そこでリンゴジュースです。
リンゴに多く含まれるポリフェノールは、臭いのもとを封じ込めてくれます。
ポリフェノールの中でも、特にリンゴポリフェノールは抗酸化力が極めて高いため、臭いの低減に効果的です。
翌日までお酒の臭いが気になるときにぜひお試しを
アルコールは、上手に付き合っていればストレス解消になりますし、気分転換にもなります。
ただ、お酒の臭いをプンプンさせていると、周りの人に迷惑がかかります。常に、自分では気づかない臭いに気を付けて、友人・同僚・部下・上司との関係を良好に保てるようになれば、あなたの人生も周りの方の人生もより充実した環境になることでしょう。
でも一般的に、アルコール臭よりにんにく臭の方が嫌がれると思います。また、自分では気づかない、内蔵からくる臭いが一番他人に言いにくくて、自分でも気づきにくい臭いです。普段から体臭・口臭には気をつけるようにしましょう(僕もです)。
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