自称二日酔いマスターの自分です。
二日酔いに関しては、さまざまなサプリや食品、ドリンク等をいろいろと実体験してきました。
今回はかなりの効果があったオレンジジュースについてのご紹介です。
あの酸っぱい柑橘系のジュースはなぜ二日酔いに効果があるのでしょうか。
二日酔いの原因アセトアルデヒド
まずは二日酔いの原因であるアセトアルデヒドの説明からです。
アルコールは肝臓でアセトアルデヒドに分解されます。さらにアセトアルデヒドはアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)の働きで無害な酢酸に分解され、 体内で水と二酸化炭素に分解されます。
アセトアルデヒド (acetaldehyde) は、アルデヒドの一種。IUPAC命名法では エタナール (ethanal) ともいい、他に酢酸アルデヒド、エチルアルデヒドなどの別名がある。自然界では植物の正常な代謝過程で産生され、特に果実などに多く含まれている。また人体ではエタノールの酸化によって生成されて発がん性を持ち、一般に二日酔いの原因と見なされている。またたばこの依存性を高めている。産業的にも大規模に製造され、その多くが酢酸エチルの製造原料として使われている。独特の臭気と刺激性を持ち、自動車の排気やたばこの煙、合板の接着剤などに由来する大気汚染物質でもある。
アセトアルデヒド – Wikipedia
その大量に発生したアセトアルデヒドが酢酸に分解されずに体内に残っている状態が二日酔いの状態です。
ですから、肝臓のはたらきが弱っているときや、アセトアルデヒドが大量に発生してしまうと、アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)による酢酸への分解が間に合わずに二日酔いの症状が続くのです。
オレンジジュースにはビタミンCがいっぱい&葉酸が含まれている
オレンジジュースにはビタミンCが多く含まれています。
ビタミンCにはアセトアルデヒドの毒性を弱めるはたらきがあります。
またビタミンCはタンパク質の吸収を高める作用もあります。タンパク質が体内に吸収されると、アセトアルデヒドの発生量を減らす効果もあります。
さらにオレンジジュースにはビタミンCだけでなく、ビタミンBに属する葉酸の含有量も多いのです。
アルコールを大量摂取すると、ビタミンB群を低下させる作用もはたらきます。それを補う意味でも葉酸を多く含んでいるオレンジジュースは効果を発揮します。
また葉酸には、めまいや貧血に効果的な栄養素です。
二日酔いの症状にはめまいもありますが、葉酸をしっかり摂取することによってめまいの症状を軽減することができます。
オレンジジュースには果糖(フルクトース)が多く含まれている
果糖(フルクトース)には、アルコールの分解を早める効果があります。
二日酔いの原因の一つに、低血糖になることがあげられます。アルコールの分解に体内の糖分を大量に必要とするため、糖分が不足しやすくなります。
オレンジジュースには、この果糖(フルクトース)が多く含まれています。
オレンジジュースを翌朝飲むことにより、アルコールの分解を早め、血糖値を上げることにより二日酔いの低減につながります。
二日酔い低減にオレンジジュースベースのカクテルをしめに
翌日の二日酔い低減のために、オレンジジュースベースのカクテルをしめで飲むのもいいかもしれません。
カンパリオレンジ、ファジーネーブル、カシスオレンジなど種類は豊富です。
もちろん、飲みすぎてしまってはオレンジジュースの効果も薄れますのでご注意を。
オレンジジュースは酸性なので胃のむかつきや吐き気のする二日酔いにはご注意を!
自分の二日酔いは頭が痛かったり、手が震えたり(笑)、ふらつきの症状が出ます。
ただ中には吐き気や胃のむかつきを感じる二日酔いもあります。
オレンジジュースに限らず、グレープフルーツやレモンなどの柑橘系のフルーツは酸味がします。
この酸味はクエン酸に由来し、その酸性成分が胃の粘膜を刺激し、胃のむかつきや吐き気を促進することもあります。
胃のむかつきや吐き気をもよおす二日酔いには、トマトジュースをするオススメします。
オレンジジュースは二日酔い防止・対策に効果あり!
オレンジジュースに多く含まれている栄養素であるビタミンCやビタミンBに属する葉酸、さらには果糖(フルクトース)はアルコールの分解や二日酔いに効果があります。
二日酔いの翌日の朝、果汁100%のオレンジジュースでカラダをリセットしてみませんか?
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