One Mix 3シリーズが2019年5月に予約販売を開始してから1ヶ月後の6月下旬、ライバルの8インチ強UMPのGPD P2 MAXとCHUWI MiniBookのクラウドファンディングが開始されました。





そしておよそ2ヶ月続いたクラウドファンディングが終了し、いよいよ製品出荷に向けた作業に各社とも移っています。
クラウドファンディング中にどんどんスペックアップしていったCHUWI MiniBook
クラウドファンディングスタート時のCHUWI MiniBookは、スペック的にライバルOne Mix 3シリーズやGPD P2 MAXに劣っていました。
価格のみがMiniBookのアピールポイントでした。クラウドファンディング開始当初の3機種のスペックです。
MiniBook | One Mix 3s | GPD P2 MAX | |
CPU | m3-8100Y | m3-8100Y | m3-8100Y |
ストレージ | eMMC 128GB | PCIe SSD512GB | PCIeSSD 512GB |
メモリ | 8GB | 16GB | 16GB |
液晶サイズ | 8インチ | 8.4インチ | 8.9インチ |
液晶解像度 | 1920 x 1200 | 2560 x 1600 | 2560 x 1600 |
サイズ | 201 x 128 x 19 mm | 204x129x14.9 mm | 213×149.5×5.5-14.2mm |
質量 | 662.2g | 659g | 650g |
バッテリー | 7000mAh | 8600mAh | 9200mAh |
価格 | 529ドル | 929.99ドル | 705ドル |
そして、クラウドファンディング中にさまざまなオプションを追加していき、スペック上ではライバル(と考えられる)One Mix 3sやGPD P2 MAXに追い付きました。




PCIe接続SSDを搭載、そしてメモリ倍増で16GBと主なスペック上で追い付きました。
その他にも指紋認証センサー搭載、そして弱点の1つであったスタイラスペンにも対応し、他ライバル2機種と同等以上のスペックとなりました。








1ドルオプションの日本語キーボードの配列がやばい
ところで、クラウドファンディング当初から1$オプションとして日本語キーボードがありました。




「全角・半角」キーも備え、日本市場を意識した表れだと思っていました。
クラウドファンディングサイトにあった日本語キーボードの画像です。




上記の画像ではわからなかったのですが、ちょうど隠れている部分、日本語の「ね」「る」「め」「ろ」「け」などの文字が無茶苦茶です。まあ、キーボード配列通りになっているのですが、キーピッチが小さくなっています。
自分はローマ字入力なので、全く問題はないのですが、かな入力をされている方にとっては大変迷惑なキーボードレイアウトとなっています。「句読点キー」などと一緒になっているから仕方のない部分ですが。
ただ右シフトキーがなくなり、「Prt Scr(プリントスクリーン)」になっているのは致命的ではないかと思いいます。








設定で英語キーボードにすれば右シフトキーも使えると思うのですが。そうすると、他のキーの刻印がおかしくなり、余計に使いにくくなりそうです。。。




自分的にはもうひとつ、初代CHUWI MiniBookの弱点である厚みも気になります。




日本での知名度を生かして出資額を増やしていったGPD P2 MAX
一方、初代GPD Pocketで日本でUMP(ウルトラモバイルPC)ブームの火付け役になったGPD社の新モデルGPD P2 MAXですが、その知名度と共に順調に出資額を伸ばしてきました。
こちらはクラウドファンディング中に大きな動きはありませんでしたが、日本語対応蛍光キーボードステッカーやUSBポートLEDライトなど、ささやかではありますが特典をつけてきています。








総額で日本円1億円を超えていますので、大きな成功ですね。
クラウドファンディング中に国内で商品の予約販売・出荷を始めたGPD社
ところで、クラウドファンディング開始から2週間が過ぎ、クラウドファンディング中に国内でGPD P2 MAXの一般予約販売を開始しました。




さらには、出荷の日程を前倒しして、商品の発送も始めています。




CHUWI MiniBookのクラウドファンディングと日程が重なった点や、One Mix 3シリーズの出荷が始まったことも要因だったのではないしょうか。
すでにAmazonでも購入することができます。
Warning: Undefined variable $attention_design in /home/takashi74/long-valley-river.com/public_html/wp-content/plugins/yyi-rinker/template/template-default.php on line 8
ただ、自分的にGPD P2 MAXは好みから離れていっています。。。大きな要因は360度液晶回転タブレットモードを採用していない点にあります。




最終的な支援額・バッカ―数(支援者数)の結果は?
CHUWI MiniBookの最終支援額は、817,275ドル(日本円で86,429,281円)、バッカ―数(支援者数)は3,826人でした。
一方のGPD P2 MAXは1,095,929ドル(日本円で115,897,781円)、バッカー数(支援者数)はは1,612人となっています。




最終支援額はGPD P2 MAXの勝利、バッカー数(支援者数)はほぼ2倍と、圧倒的にCHUWI MiniBookの勝利となっています。
もともとCHUWI MiniBookは8インチ液晶搭載UMPのライバルの中で「最も魅力的な価格」という価格で勝負をしてきていましたからね。




総支援額ではGPD P2 MAXに勝てなかったCHUWI MiniBookですが、バッカ―数で約2倍の差をつけましたので、総合的にはCHUWI MiniBookの勝利だったのではないでしょうか(個人的意見です)。
今後のGPD社、CHUWI社両社の次世代モデルが気になります。
ライバルであるOne-Netbook社はすでに次世代モデルの情報が少しずつですが判明してきています。








今後もGPD社はおそらくクラウドファンディングを続けていくと思いますが、CHUWI社が今後、クラウドファンディングで新世代モデルを発表していくのか気になるところです。
クラウドファンディングが終了したばかりですすが、両陣営の次世代モデルに期待しています。
コメント