2019年に発売されたUMPCを時系列で振り返ってみた 2019年はUMPC元年 2020年は? One-Netbook社とGPD社とCHUWI社とMagic-Ben社とその他にも

2019年も残りわずかとなってきました。

「GPD Pocket」初代が火付け役として始まった中国製UMPCブーム。

2018年はGPD社「GPD Pocket 2」とOne-Netbook社「One Mix 2s」がしのぎを削る一年でしたが、2019年は新参メーカーを加えたUMPC元年でした。

https://long-valley-river.com/1704

2019年も気づけば残りわずかとなりました。

2019年は新モデル・新機種の発売ラッシュとなりましたが、時系列に沿って2019年のUMPCを振り返ってみたいと思います。

年月は基本プレオーダー開始またはクラウドファンディング開始月にしていますが、もし間違いがあればご指摘いただけたら幸いです。

目次

2019年1月

2019年1月は、GPD Pocket 2の廉価版モデル、ブラックボディのGPD Pocket 2 アンバーブラックの発売から始まりました。

GPD Pocket 2 アンバーブラック

GPD社初のブラックの筐体、アンバーブラックの販売が開始されました。

ブラックボディですが、GPD Pocket 2の上位モデルという訳ではなく、CPUにCeleron 3965Yを搭載した廉価版コストパフォーマンスモデルでした。思えば当時Core m3-8100Y搭載マシンが全盛でしたが、後に廉価版パフォーマンスモデルとしてCeleron 3965Y搭載モデルも多く販売されました。

そういう意味ではGPD Pocket 2 アンバーブラックはエポックメーキング的な存在だったのではないでしょうか。

https://long-valley-river.com/2733

2019年2月

2019年は、次世代モデルが液晶サイズを8インチへとシフトする1年でもありました。

Topjoy Falcon PC

そんな7インチ液晶搭載全盛UMPC界に、8インチ液晶搭載UMPCの大きな風を吹かした機種がTopjoy Falcon PCです。

https://long-valley-river.com/3183

Falcon Falcon 2、Pocket Notebookや7インチ液晶マシンを発表するなどの情報もありましたが今は全く消息不明となっています。

当サイトへコメントいただいた方からの情報では、CPUは発表当初のPentium Silver N5000から最終的にはJ5005となり、クラウドファンディング終了から半年かかって手に入れたという話です。

https://long-valley-river.com/5616

ただその後も、コストパフォーマンスの良さから今でも当サイトの記事にアクセスをいただいています。

geekbuyingでも「Sold Out」となっています。

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GPD MicroPC

GPD社、第3のファミリーとして登場したのが「GPD MicroPC」です。

UMPCの中では最小の6インチ液晶搭載となっています。

エンジニア向けのUMPCと、独自路線を展開しています。インターフェイスの充実には目を見張るものがありますね。

価格もリーズナブルとなっています。

https://long-valley-river.com/3411

GPD社のUMPCでgeekbuyingで今も販売中であるのは、この「GPD MicroPC」のみです。

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2019年3月

One Mix 2s Pink Cat

One Mix 2sの限定カラーとして発表・販売されました。英語表記では「Pink Cat」、日本正規販売代理店テックワンからは「さくらピンク」バージョンとして販売されています。

https://long-valley-river.com/4248

女性にぴったりなカラーのUMPCですね。ピンクも派手ではなく、落ち着いたおしゃれなカラーリングとなっています。

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2019年4月

One Mix 2s Platinum Edition

UMPCでは初のCore i7搭載のスポーツカーモデルです。その名も「One Mix 2s Platinum(プラチナ)」です。

ここまで発表されたUMPCのCPUのほとんどが第8世代Intelモバイルプロセッサ、「Amber Lake」Core m3-8100Yを搭載していました。

「Platinum」エディションでは、なんとCore i7-8500Yを搭載しています。

https://long-valley-river.com/4639

7インチの筐体に、ガンメタリックのカラーリングでまさに「Platinum」の名称にふさわしいスペックを誇っています。

下記のサイトによると、Intel Core m3-8100YのCPU Markが「3447」に対し、Intel Core i7-8500Yは「3873」となっています。単純計算で、スコア上ではi7-8500Yが12%増となっています。

https://www.cpubenchmark.net/compare/Intel-Core-i7-8500Y-vs-Intel-Core-m3-8100Y/3338vs3367

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2019年5月

いよいよ各社の次世代モデル、また新たなメーカーが8インチ強液晶搭載UMPCを相次いでプレオーダーまたはクラウドファンディングを開始しだしました。

One Mix 3

まずはOne-Netbook社から次世代モデルの登場です。クラウドファンディングを経ないでいきなりのプレオーダーを開始しました。

https://long-valley-river.com/5408

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One Mix 3s

シルバーモデルのプレオーダーが始まって数日後、ついにブラックボディのOne Mix 3sの登場です。

何といってもOne Mix 3sの魅力は、ブラックボディの筐体とスリムさにあります。現在自分のメインマシンとなっています。

https://long-valley-river.com/5530

キーピッチが広くなり、One Mix 2sと比べてもタッチタイピングしやすくなっています。

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One Mix 3s Platinum Edition

続いてCPUにCore i7-8500Yを搭載したプラチナモデル、One Mix 3s Platinumの登場です。

https://long-valley-river.com/6107

何と言ってもCore i7-8500Y搭載UMPC です。スペックもすごいのですが、価格もすごいことになっています。

筐体カラーは2s Platinum同様ガンメタリックだったので、自分は迷わず3sを購入しました。

もし3sとプラチナで筐体カラーが逆だったら、プラチナを購入していたことでしょう。

プラチナの筐体カラーがブラックでなかったのが良かったのか悪かったのか。。。微妙ですね(笑)。

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2019年6月

注目の8インチ強液晶搭載UMPCのクラウドファンディングが相次いで開始されました。

MAL-FWTVPCM0

日本国産メーカーからついに8インチ液晶搭載UMPCが発売されたと喜んで記事にした記憶が今でもあります。

https://long-valley-river.com/5835

ところが後に、先述したTopJoy社のFalcon PCのOEM版と判明しました。

Falcon PCを購入された方と、MAL-FWTVPCM0をAmazonで購入された別の方から当サイトにコメントをいただいて、同一機種と判明しました。

ただ、MAL-FWTVPCM0もすでにAmazonや楽天、Yahooショッピングでも売り切れとなっていて、今では手に入れる手段はありません。

それでも人気があるようで、今でも当サイトの記事に訪問していただいています。

CHUWI Minibook

CHUWI社が初めて投入したUMPCです。完成度は非常に高いですね。

コンパクトでデザインもいい感じです。

https://long-valley-river.com/6231

クラウドファンディング中に大きくスペックアップしていき、最終的なスペックは下記のようになっています(One Mix 3sとGPD P2 MAXとの比較)。

スペックCHUWI MiniBookOne Mix 3sGPD P2 MAX
CPUm3-8100Ym3-8100Ym3-8100Y
ストレージPCIe SSD512GBPCIe SSD512GBPCIeSSD 512GB
メモリ16GB16GB16GB
液晶サイズ8インチ8.4インチ8.9インチ
液晶解像度1920 x 12002560 x 16002560 x 1600
サイズ201 x 128 x 19 mm204x129x14.9 mm213×149.5×5.5-14.2mm
質量662.2g659g650g
バッテリー7000mAh8600mAh9200mAh

https://long-valley-river.com/8205

自分が感じる「CHUWI MiniBook」の弱点の一つは「厚み」です。

https://long-valley-river.com/8212

また、後日開催された日本のクラウドファンディングサイト「Makuake」では、ストレージにNVMe(PCIe)接続SSDは搭載されていませんでした。

https://long-valley-river.com/9806

One Mix 1s

CPUにCeleron 3965Yを搭載し、その他のスペックはOne Mix 2sと同じという、まさにOne Mix 2sの最大のライバル機、「One Mix 1s」の登場です。

https://long-valley-river.com/6395

年初に発売開始し、同じくCeleron 3965Yを搭載したGPD Pocket 2 アンバーブラックのストレージがeMMCだったのに対し、One Mix 1sはNVMe(PCIe)接続SSDを搭載しています。

それでいて、販売当時はGPD Pocket 2 アンバーブラックよりも65ドルも安く、兄弟機のOne Mix2sよりも28ドル安くなっている、コストパフォーマンスに優れたモデルです。

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UMPCを初めて購入される方にとっては、おすすめできるモデルとなっています。

GPD P2 MAX

2018年は、しのぎを削ったOne-Netbook社とGPD社でしたが、GPD社の次世代UMPC、それがGPD P2 MAXです。

https://long-valley-river.com/6487

液晶サイズが8.9インチとここまで発表されたUMPCでは最大サイズの液晶を搭載しています。

またUMPC初のタッチパッドを採用し、ポインティングディバイスに改良をしてきました。

ただキーボードは、うーん、、、という感じですね(個人的意見です)。

競合と目されていたCHUWI MiniBookのクラウドファンディングよりも一週間遅れてスタートしたGPD P2 MAXですが、クラウドファンディングの結果は大成功のようです。

https://long-valley-river.com/8739

ポケットに入らなくなったために、Pocketの冠を外したそうです。

2019年9月

Magic-Ben MAG1

突然彗星のごとく現れた8.9インチ液晶搭載UMPCのMagic-Ben社、「MAG1」です。

Magic-Ben社初のUMPCですが、クラウドファンディングを経ないでいきなりgeekbuyingでプレオーダーを開始しました。

https://long-valley-river.com/9761

GPD P2 MAXと同様8.9インチ液晶搭載ですが、非常にコンパクトな筐体と、さらに細いベゼルがコンパクトさを引き出しています。

またポインティングディバイスにタッチパッドを採用している点もGPD P2 MAXと似ています。

GPD P2 MAXとMAG1の比較画像

現在ではAmazonでも取り扱っています。

また、標準で4G(LTE)モジュールを搭載したモデルも新たに販売されています。

https://long-valley-river.com/11101

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キーボードもOne Mixシリーズと酷似しています。

geekbuyingでも一押しのモデルです。

2019年11月

Peakago Computer Peakago

8インチ液晶搭載PCが全盛の中、新たなOEM・ODMを手掛けていた「Peakago Computer」が独自ブランドで7インチ液晶搭載UMPC「Peakago」のクラウドファンディングを開始しました。

売りは何といっても標準で「Micro Simスロット」を搭載している点です(クラウドファンディングを開始時に上位モデルのみ対応と判明)。また廉価版モデルは269ドルと、破格の値段も魅力的です。

https://long-valley-river.com/11250

ただ、CPUにはAtom Z8350を搭載している点が残念でした(後日、中位モデルでPentium N4200にアップグレード)。

これからに期待したいメーカーですね。

OneMix3 Pro

そして、2019年一番インパクトのあった、Intelモバイルプロセッサ第10世代「Comet Lake」搭載のUMPC、OneMIx3 Proの発表とプレオーダーの開始です。

https://long-valley-river.com/11636

筐体カラーはブラックボディと思い込んでいたのですが、下記の動画を見るとガンメタリックっぽく見えますね。

Amazonやgeekbuyingで確認してもブラックボディっぽいのですが。

geekbuyingの担当者の方に確認すると、ブラックで間違いないとのことでした。

One Mix 3sのマットブラックとは違い、メタリックなブラックなのかもしれませんね。

「OneMix3 Pro」は、Intelモバイルプロセッサ第10世代Comet Lake「Core i5-10210Y」の採用により、「熱効率」「バッテリー寿命」「スピード」で15%のアップと、大幅な性能の改善が見られるとのことです。

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また、OneMIx3 Proは、One-Netbook社初めて日本語キーボードを採用しています。日本市場に向けて大きくアピールをしています。

https://long-valley-river.com/11764

日本での発表会からわかるように、ますますこれからも日本市場での展開をしてくるでしょう。

2019年12月

GPD Pocket 2s

そして2019年12月に入り発表されたのが「GPD Pocket 2s」です。

従来モデルのGPD Pocket 2のCPUであるCore m3-8100YからCeleron 3965Yにスペックダウンしながら、ストレージはSSD(SATA接続)を搭載とスペックアップしています。

https://long-valley-river.com/12184

UMPCに求められるスペックはCPUではなく、ストレージだと自分的には思っています。

ストレージがeMMCからSSDには変わることによってストレスは随分軽減されると思います。

価格もお安くなり、コストパフォーマンスにも優れているモデルだと思います。

個人的には最初からブラックモデルが選べる点が高ポイントです。

くしくもGPD Pocket 2 アンバーブラックで始まって同じくCeleron 3965Y搭載のGPD Pocket 2sで2019年は終わりましたね(まだ終わってないですが)。

追記:OneMix3 Pro Koi Limited

追記:2020年に開始されると思われたCore i7-10510搭載最高峰UMPC 、「OneMix3 Pro Koi Limited」のプレオーダーが開始されました!

https://long-valley-river.com/12814

2020年はゲーミングPCが熱い?

2019年は、6社から実に16モデルが発表・販売されたことになります。

https://long-valley-river.com/10471

2018年はGPD社とOne-Netbook社の2社の争いでしたが、中国製UMPC界の勢力図は2019年には大きく変わったと思います。

2020年はGPD社のゲーミングUMPC、「GPD WIN MAX」とOne-Netbook社の「One-GX1」がしのぎを削り、他社も追随する形になるのではないでしょうか。

https://long-valley-river.com/11043

いずれにせよ、いよいよ2020年もまもなく幕を開きます。

当サイトは今後も中国製UMPCに注目していきたいと思います。

https://long-valley-river.com/10466

日本からもまた再びUMPCに参入してくる企業が出てくるといいのですが。

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